風の気のままに記

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zoom RSS イスラエル化する日本

<<   作成日時 : 2014/07/29 15:42   >>

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 イスラエルの建国以来、パレスチナでは戦火の途絶えることがない。
 ユダヤ問題は紀元前にまで遡るのだろうが、パレスチナの地が誰のものか?ここではそんな誰にも判る筈のないことを論ずるつもりはない。極至近の現代のイスラエルについて考えてみたい。
 イスラエル建国に伴い、土地を追われたパレスチナ人がそれに報復し、イスラエルがまたそれに応じると言う報復が報復を呼ぶ報復の連鎖の中で、ユダヤ対全アラブと戦火は拡大し、どちらも「目には目を」の民族故、紛争はとどまるところを知らない。

 地図上で見ればちっぽけなイスラエル対広大なアラブと言う図式で、今にもイスラエルは地中海に追い落とされそうな感じだが、そうはさせじのイスラエルは、カナンの地は神から約束された地として、強大な軍事力で一歩も引かない。つまり、世界中のユダヤ資本からかき集められる豊富な資金で圧倒的な軍事力を誇っており、核兵器まで持っているだろうことは最早疑いの余地もない。そして後ろ盾としてアメリカも常に背負っている状態だ。
 この状況、どこかの国に似ていなくはないだろうか?・・・いや!北朝鮮ではない。我が国である。以前には、イスラエルと北朝鮮とが似た状況にあると書いたが、今や、日本のイスラエル化の方が心配だ。
 残念ながら頭の悪い戦争ごっこの好きなお子ちゃまのような輩に支配された日本は、気付かぬうちに自らイスラエル化の道を辿っているのである。

 軍事力をどのように比較するかは無理な話だが、軍事予算で比較するなら、日本は既に、アメリカ、中国、イギリス、フランス、ロシアに次いで世界第6位の軍事大国らしい。それに飽き足らず更に軍備を増強したいらしい。目指すは中国を追い抜くことだろう。中国を追い抜くには今の倍以上・・・三倍近い軍事予算が必要である。その時には中国は更に軍備増強に努めるだろうから、嘗てのように果てしのない軍拡競争となる。そんなことをしたら日本は間違いなく破綻だ。果てしない軍拡競争が国家財政の破綻を招くことは既に学習済みのはずだが世界はもう忘れてしまったのだろうか?人間とは実に学習能力のない生き物である。

 要するに、今の日本を支配する連中は、アラブ世界が束になってかかっても、それをはじき返すイスラエルのような圧倒的な軍事力を備え、更にあわよくば核兵器も保有し、そしてイスラエル同様、アメリカの後ろ盾を堅持し、周辺諸国を睥睨したいのだ。知能程度は実に低い、ジャイアン・アメリカを後ろ盾にのびた君に威張り散らすツネオ・日本と言ったところか?・・・情けない。
 それでもまだ飽き足らず日米安保条約を堅持するため、集団的自衛権行使可能と言う歪んだ憲法解釈と言うアメリカに対する操を立てる???・・・いやいや、忠誠を誓う念の入れようには、恥ずかしさを通り越して虫唾が走る!

 さて、アラブに対し圧倒的な軍事力を誇り、核兵器まで保有し、更にアメリカの後ろ盾まで持っているイスラエルに平和は訪れたことがあっただろうか?・・・答えは、残念ながら「否!」である。それどころか、イスラエルは常にイスラム原理主義勢力のテロに晒され、数え切れないほどのイスラエル国民が命を落としている。そして、その報復として多数のアラブ人も、命を奪われているのである。
 つまり、犠牲となるであろう一人のイスラエル国民から見れば、強大な軍事力もアメリカの後ろ盾も核兵器の保有も何の役にも立たず、常にイスラム原理主義勢力の脅威に晒され、命の危険と対峙していなければならないのである。
 そう言う中東の図式を極東においても創り上げ、日本に対し周辺諸国の緊張を態々招き、日本人はイスラエルの子供たちのように、命の危険に対し常にびくびくと怯えながら「インシャラー」と祈らずには居られない暮らしをもたらしたいと考えているのが、我が国の軍備増強主義者であり、核兵器保有論者であり、日米安保堅持主義者であり、集団的自衛権行使主義者であるのだ。
 国民が承知の上でなら、何も申し上げるつもりはないのだが、どうもそうではなさそうだ。勇ましい言葉に酔い痴れ・・・と言うより、日米同盟、集団的自衛権、国土防衛と言う勇ましい言葉に酔わされ、真っ当な判断ができないように洗脳されてしまっているような気がしてならないので、態々こんなことを書くことになるのだが・・・。

 人間が、国と言う概念に支配されている以上、母国を守るため努力することは大事なことだ。しかし、それよりももっと大事なことは母国が戦争に巻き込まれないように努力することだ。つまり、戦争に備えることより、戦争が起こらないように努力することの方がはるかに大事だ!我が国は、その努力をしているのであろうか?イスラエルは?アメリカは?アラブ世界は?中国は?その努力をしているのであろうか?
 軍備増強、核兵器、そして、集団的自衛権と名をかえた軍事同盟に抑止力なんてものがあるはずがない。核兵器同様、幻の抑止力である。

 私はイスラエルと言う国が嫌いではない。ユダヤ人もノーベル賞受賞数の圧倒的多さが示すように優秀な民族だとも思っている。ソロモン王もシバの女王も興味深いし、ポールニューマンのファンだった故、子供の頃、映画・「栄光への脱出」は夢中になって見たものだ。寧ろ、凄い国だとも思っている。しかし、今のイスラエルが行っているガザ地区への残虐行為は絶対に許すことはできない。
 自衛のためと言う錦の御旗を掲げた日本が、再び外国と戦火を交え、イスラエルと同じような犯罪を犯すことは断じて承服できない。

 核兵器に抑止力があるかどうかについては2011年9月12日付当ブログ記事「核兵器は抑止力となり得るか」をご参照願いたい。


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