プーチン

 「米介入なら紛争拡大」 プーチン氏異例 米紙に寄稿

 ちょっと古い話になるが、ロシアのプーチン大統領が米紙ニューヨークタイムズに寄稿し、シリアのアサド政権の化学兵器使用疑惑に関し、米国がシリアへの軍事攻撃に踏み切れば「無実の人々の犠牲をさらに増やし、シリア国境を超える紛争が拡大する恐れがある」と警告したそうだ。

 プーチンは現在の国際法の下では、武力行使は自衛目的か国連安保理の決定によってのみ認められると指摘。「軍事力は無意味で的外れであることは証明されている。アフガニスタンは依然政情不安定であり、リビアでは部族対立が続き、イラクでは内戦で毎日数十人が殺されてる。米国はこの過ちを繰り返すのか」と。

 オバマ米大統領が10日の米国民向けの演説で、武力行使に踏み切るべき理由として「米国は他の国とは異なる」からだと述べたことに反論。「動機が何であれ、国民に自分たちは『他の国とは違う』と考えるよう訴えるのは非常に危険だ」と釘を刺した。

 「どんなに精度の高い攻撃でも、高齢者や子どもを含む民間人の死傷者が出るのは避けられない。われわれは軍事力という会話をやめ、文明的な外交と政治的解決の道に戻らなければならない」


 素晴らしい発言である。なにやらプチーンが優れた指導者に見えてくる。腹の中は分からぬが言っていることは何処の国の指導者よりも立派でありまともだ。実際ロシアにとっては優れた指導者なのであろう。だからと言って、彼の人間性まで認めた訳ではない。あくまでも政治と言うゲームの上の言動を認めただけのことである。彼の人間性の胡散臭さは永遠に払拭されることはないだろう。
 だがしかし、政治家としての発言は並みでないことを認めざるを得ない。
 アメリカだから先制攻撃が許されるとか、アメリカは特別であるという例外主義を批判して、軍事ではなく政治的プロセスでの解決を呼びかけるのは優れた指導者の証明である。

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 そう言えばこんな発言もあったようだ。
 第二次世界大戦中にソ連のグニェズドヴォ近郊の森で約22,000人のポーランド軍将校、国境警備隊員、警官、一般官吏、聖職者がソ連軍によって虐殺されたカティンの森事件があったそうだが、2004年、ロシア検察の捜査は「被疑者死亡」「ロシアの機密に関係する」などの理由で終結した。さらにロシア連邦最高軍事検察庁は事件の資料公開を打ち切り、2005年5月11日に「カティンの森事件はジェノサイド(殺戮)ではない」という声明を行った。
 2008年、ロシアのプーチン首相はポーランドのドナルド・トゥスク首相と会談し、事件が「スターリンの犯罪」であると言うことで一致した。
 そして、2010年4月7日、プーチンは事件を「正当化できない全体主義による残虐行為」とソ連の責任を認めた。ただし、ロシア国民に罪をかぶせるのは間違っていると主張し、謝罪はしなかった。
(ウィキより)


 過ちを二度と繰り返さないため、過去の過ちを認めることは大事なことだ。そう言う歴史的事実と真摯に向き合い反省しなければならない。
 しかし、時代が流れ、そのとき生まれてもいない世代に全ての罪を引き継がせることは如何なものかと思う。
 そう言う意味で、日本も同じような負の遺産を引きずっている訳だが、プーチンの発言は我が国の取るべき態度として非常に参考になるだろう。そっくり真似しろと言う訳ではない。国家として、また、国の代表者として謝罪と、そして二度と同じ過ちを繰り返さないと言う国民全体の反省は必要だろう。
 殺人者の子供だからと言って、その子供までも殺人罪を引き継ぐことはない。それと同じように国家もまた、過去において侵略戦争を行ったからといって、その頃、生まれていなかった世代が同様に侵略者として罪があるはずがないのである。
 日本国も、過去において外国を侵略したことは事実である。また、その過程において非人道的な行いもあったことは事実だろう。それはそれとして事実を認め、国家としての謝罪、そして二度と同じ過ちを繰り返さないと言う日本人全体の反省と決意は必要だが、現代の日本国民に罪を被せる必要は全くない。そ言う意味で、プーチンの発言は日本にとって非常に参考になるし、日本の指導者にはプーチンのような毅然とした姿勢を望みたいものである。





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