後世に遺したい自然だ。
このヒメシャラの見事さは筆舌に尽くし難い。
この姿、さしずめ「伊豆の踊り子」と言ったところ。(笑)
「おおっ!これは何の木だ?」と思わせる程に見事にブナの木の幹を覆うツルアジサイ。
見事と言うほかない!
ツルアジサイ、イワガラミにはちょっと負けるがなかなかお洒落な花である。
実生のブナであるが、なんとか無事育ってくれと祈るような気持ちだ。
富士山でも愛鷹でも丹沢でも、ブナの天然更新は難しいと言われている。しかし、ここ天城では沢山のブナが芽生えている。果たしてどこまで育つやら。付近のヒメシャラは大分鹿の食害が目立っている。
伊豆山稜線の荒れ方が酷い。表土は風雨に洗い流され、遊歩道は深い溝となっている。この美しい自然、いつまで持つだろうか?
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この記事へのコメント
雪ん子
ご無沙汰でごめんなさい。
西天城の手引頭のブナ林じっくり時間をかけて見せていただきました。
余りにも雄大すぎて言葉が出て参りません。
「伊豆の踊り子」と表現する程のヒメシャラには花がいっぱい咲くのでしょうか?
見上げるほどに満開になるヒメシャラの見事さを想像して胸がいっぱいになります。
ツルアジサイの豪快な咲き方もお見事ですね。
いつまでも この 姿を維持できることを祈るばかりです。
風
西天城の手引頭のブナ林、素晴らしかったです。天城の万三郎の奥の小岳から八丁池に向かうブナ林もすばらしいですが、手引頭の方が大木が多く、圧倒されます。
人があまり来ないので、今のところ良好な状態ですが、周辺の山ではブナの立ち枯れが見受けられますのでいつまで保てるか心配です。
「伊豆の踊り子」と勝手に名付けたヒメシャラですが、あまりに大きいので見上げても花は良く見えないそうです。でも、来年の花の時期には是非訪ねて自分の眼で確認したいと思っています。
後世に残したい自然です。