家を一歩出ると眼の前に何も邪魔をするもののない富士山が海の上に浮かんでいる。穏やかな内浦湾の向こう側では愛鷹山や香貫山が富士山の前に立ちはだかりるが、湾の反対側の西浦までくると富士山の眺めを遮ることはない。
海越えにドーンと聳える富士を毎日のように眺め、また逆に親父のような富士山に見守られて少年時代を過ごした画家は、その後フランスに渡り花等の静物や風景画の創作に励んだ。
晩年になって再び富士山の見えるところに帰った来た。
円熟した画家は少年時代とはちょっと違った角度からの富士山を描いてみた。「土肥の不二」
富士山の麓で育った者にとっては富士山は親父のような存在。そんな富士山は親父のようにデカくて他の人たちが見る富士山よりも一際高く鋭く聳えたつ。いいですね「土肥の不二」
実物を見たい!
友人の個展の紹介をさせていただきます。
渡辺莞爾展
2021年11月2日~11月7日
午前10時~午後6時半(最終日は午後5時まで)
於・東京銀座画廊・美術館
東京都中央区銀座2-7-18(銀座貿易ビル8階)
電話03ー3564-1644
是非一度足をお運びください。
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