至仏山の花たち

 さて、今回は愈々、難問の至仏山の花たちの写真に取り組む。  至仏山は高山植物の宝庫と言われているだけあって、沢山の花たちに出会った。しかし、かなり急峻な登山道に手こずり、私のような山の新人にとっては、♪景色なんぞは夢のうち♪勿論、花を愛ずる余裕はなく・・・従って、撮りそびれた花も多いし、また、折角撮っても、笑う膝とそれに連動する両腕が持つカメラは常にブルブルと震え続けて、見るに堪えない出来上がりの写真も多かった。結果、写した写真は四百数十枚に上ったが、勿論、ブログにそんなにアップできる訳もなく、先ずは、手当たり次第に削除することから始めねばならない。 これがまた、我が子を切り捨てるようで忍びない作業である。(爆  それでもなんとか百枚程度に絞り込んだが、私のように記憶力の褪せたいい歳の人間にとっては尚も膨大な枚数で、サムネイル画像をパソコンのディスプレイにいっぱい広げてみても考えはまとまらない。どんな構成にするか手がかりもないまま、「ええいっ!儘よ!!」と先ずは自分の一番好きな花をアップしてみることにした。  タテヤマリンドウである。  小さくて見落としがちな花であるが、可憐にして且つ凛として立つその姿は美しい。  膝笑い両手ブルブルのいい歳のおっさん、こんな写真が撮れるなんて、まだまだ若いもんには負けんぞ!この調子で今年もまた富士登山に挑戦だ。(笑  下は同じくタテヤマリンドウだと思うが、随分と色白である。まあ、色白のタテヤマリンドウと言うことでどうだろうか…

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尾瀬の風景

 7月18日午後の尾瀬ヶ原の風景である。  夏だから水芭蕉の花はないが、代わりに水辺に咲くヒオウギアヤメが美しい。  やはり「ゆれゆれる浮き島」が尾瀬の典型的な風景であろうか。  モウセンゴケがもっと赤くなるにはもう少し時間を要するであろうか。  刻々と変わる山の天気。その移り行く変化を逐一水面がとらえる。  湿原の一面に広がるワタスゲとニッコウキスゲも、また尾瀬の典型的な顔の一つであろう。  至仏山・・・よし!明日はあの山に登るぞ!!  「至仏山の花たち」に続く

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尾瀬河骨を探せ・・・

 7月18日未の刻、鳩待峠より尾瀬ヶ原に入る。  尾瀬と言えば、ミズバショウ或いはニッコウキスゲを思い浮かべる人が多いだろうが、私は断然ヒツジグサファンである。  水に浮かんで夢見るように空を見上げている姿は何ともいえずあどけなく、実に癒される絵である。  ヒツジグサと言えば、そのライバル的存在はオゼコウホネ。  今回の旅の目的は、このオゼコウホネを見ること。昨年の尾瀬山行では一つも見ることができなかったので、今年こそはと思っていたが、やはりどの水溜りにもオゼコウホネは見当たらない。  この時期、群生するニッコウキスゲも見てみたいが、鳩待峠到着が昼過ぎで、宿泊施設が山の花では如何せん時間がない。昨年は見晴から東電小屋~ヨッピ橋経由で竜宮へ出る途中で、花期を過ぎ実となったニッコウキスゲの群落を見ている、そこへ行けば群生するニッコクキスゲを見ることはできるだろうが、17:00からの夕飯に遅れては大変である。翌日は早朝から至仏山に登ることになっているので、今回もニッコウキスゲの群生する風景はお預けだ。  代わりに、ヒオウギアヤメを堪能しよう。  水辺に咲くアヤメはやはりシックだ。  上はミズチドリと思われるが、純白の小さな花の房が美しい。  トキソウは薄いピンクのお嬢さん。小さくて愛くるしい花である。    夏の尾瀬 図鑑片手に 屈みけり  そのトキソウをライバル視するかのように直ぐ近くに咲く濃いピンクの花はサワラ…

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尾瀬の曙

 山小屋の窓から外を眺めれば、朝靄の中に尾瀬の湿原が見え隠れしている。  朝食は6時・・・時間はまだ充分にある。朝食後は至仏山を登って鳩待峠に出て帰宅するので、尾瀬ヶ原と名残を惜しむには今しかない。  7月19日早朝(4:30頃)、朝靄の立ち籠める尾瀬ヶ原を歩く。  「やうやう白くなりゆく山際、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」と、清少納言の枕草子の一説を口ずさみたくなるような幻想的な雰囲気の中で湿原は目覚めようとしていた。 湿原一帯に広がるワタスゲたちが朝露を吸って風にたなびく。 白髪を振り乱してヤマンバが飛び出してきたようだ。(笑  可憐なトキソウが瑞々しく自己主張している。  花期を終えたチングルマが朝靄の中でよみがえる。煌めくダイヤモンドを体中に散りばめ湿原の淑女として復活だ。  こんな幻想的な雰囲気の中では蜘蛛さえも、いっぱしの芸術家だ。魔法のオブジェを仕上げていた。  憐れキンコウカは湿原の魔法使い・蜘蛛の囚われの身となった。  魔法使いがいれば妖精も居る。続いての登場は、湿原の妖精・ギンリョウソウ。  やや、こいつは変な奴。やはりギンリョウソウだろうか、それとも、鬼太郎さんのお父上か?  お口直しに清楚な花を一輪。  最後まで名前が分からなかったが、“はなせんせ”のご教授により、オニシモツケと同定。      尾…

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ラモス・ジャパン もしくは ドゥンガ・ジャパンを見たいなあ~

 岡田監督の後任人事が水面下で動き出しているようだが、あまり芳しい話は聞こえてこない。  どうも日本協会の考え方ってずれてんだなあ~  えっ!ずれてるのはお前だって?・・・まあ、それはよろしい。  これは単なる拙者のつぶやきにすぎないのだから。(≧∇≦)  どうせなら、どこの誰とも分からん奴より、誰もが良く知った期待の持てる監督がいい。  であれば、ラモスかドゥンガがいいだろう。両者とも日本を、そして日本人を、更にJリーグの事情も、協会の体質も良く知っている。・・・協会の体質を知っているかこそ、向うから断られるかもしれないが、受けてくれるなら断然、ラモスかドゥンガがいい。ρ( ^o^)b_  ラモスは選手としても、また監督としてもフットサルではあるが充分な実績があるし、サッカーを良く知っている。きっとポジティブな面白いサッカーを見せてくれるだろう。キャラもいいから負けてもファンを楽しませてくれるだろう。  ドゥンガはジュビロ磐田でプレイヤー兼実質監督として誰もがその指導力を認めているところだ。そして何よりもあの面魂がいい。ブラジルの代表監督をクビになったのは日本にとって逃してはならないチャンスであるが、日本協会にそれが分かるだろうか?  最近のサッカーではボランチの役割が非常に重要である。所謂トップ下と言われるポジションよりもプレッシャーの少ないボランチの位置で、ゲームメークができることは実にチームにとって有利に働く。今回のワールドカップでも好チームにはいいボランチがいた。それ…

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ビッグマウスがミッキーマウスに変わった瞬間

 大きく成長を遂げた本田君に感服である。  無回転で美しいまでの弾道を描いてゴールに突き刺さったフリーキックも印象的だったが、それよりも、3点目の岡崎のゴールをお膳立てしたプレーには、我が目を疑うほどの驚きであった。  あの場面、貪欲に2点目を取りに行っても少しもおかしくない場面であった。例え失敗しても、あの展開でのシュートなら文句をつける者も居なかろうと思われる好機。あそこで岡崎に渡しても必ずしも成功するとは限らない。にもかかわらず、それでも態々と言っていいくらいのプレーで岡崎にパスを出している。そこには「俺が俺が」の裸の王様の本田はなりを潜め、チームプレーに徹する本田がいた。  「あそこで2点目を取れなかったのが、オレがストライカーになれない理由でしょう。試合前、岡と、『俺も点取るから、お前も後から入って来て点取れよ。』と話していたので、取れて良かった。」と悪びれずに試合後のインタビューに答える人情味豊かな本田にとても好感がもてた。  2年前、反町五輪監督を批判・・・と言うよりもコキオロシタ小憎らしい本田と同一人物とは思えないほどである。  また、昨年の9月頃には、監督の指示でオーバーラップするDF長友に対し、「オレのスペースを消すな」と、超利己主義な暴言を吐いた本田とはとても思えなかった。あの頃の本田は、味方からパスも貰えずピッチで孤立する裸の王様であった。しかし、W杯決勝トーナメント進出を決めたデンマーク戦の本田は昨年9月の本田とはまるで別人で、完全にチームに融合し、二本目のフリ…

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渡辺莞爾展 2010 続報

 2010 KANJI 花と南フランス・北フランス・ベニスの旅  5月28日(金)~6月8日(火) 三島 Gallery 701  早いもので、2010年もはや5ヶ月が過ぎた。自民党よりは若干国民の期待度は高いようだが、目糞鼻糞の差の今の能天気内閣では、今年の季節模様さながら春らしい春も、夏らしい夏も来ないだろう。いい社会の実現は程遠い。と言って私に何ができるでもなく、天下国家より先ず自分であるが、その自分もなんと不甲斐ないことか・・・。  営業成績芳しからずやと言っても、なんとか月は変わった。なんとかなどと言わなくても時間がたてば月は変わるもの。営業成績を〆た月の一日くらいのんびりしよう。  世の中も人々の心も疲れ果て荒みきっている。  こう言う時のために芸術はある。ホンのひと時癒されようと、“渡辺莞爾展 2010”を訪ねた。  沢山の作品を鑑賞し、心もリフレッシュ。さて、また仕事頑張ろう。ヽ( ´ー)ノ    ※渡辺莞爾作品ご希望の方は、“風”こと私めまでメールにてお申し付けください。莞爾氏に取り次ぎます。  メール送信先はここをクリックしてください。

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渡辺莞爾展 2010

 私の兄貴のような人の個展を紹介させていただきます。  とても癒される作品ばかりですので、期間中、是非ご覧になってください。  アクセス←ここをクリック。  ※渡辺莞爾作品ご希望の方は、“風”こと私めまでメールにてお申し付けください。莞爾氏に取り次ぎます。  メール送信先はここをクリックしてください。

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富士山麓の春

 長い間、特別支援教育に携わって来た高校の同級生が、退職後、秋のキノコ狩りと春の山菜狩りと、年に二回、子供たちを山野に遊びに連れて行くボランティアを行っている。  今年も5月16日にワラビ狩りに行くと言うので、お手伝いも兼ねて連れて行ってもらうことにした。  「いきいきクラブ」と銘打ったこの遊びのコンセプトは「できることをみんなでやろう」だそうな・・・。だから私の役目は危険がないよう時々目を配ること。それだけであるから主な行動は我が家の食材となるワラビを摘むこと。  場所は表富士の麓・板妻の野原。  秋には一面薄原(←ここをクリック)となるが春は青々とした文字通りの野原。  五月とは言えまだまだ冷たい富士山おろしの風が迎えてくれる野原にはあちこちに黄色い可愛い花が・・・。  やはりお手伝いで同行した同級生の奥さんが山野草に詳しく、上は多分ミツバツチグリで、下は多分、キツネノボタンではないかと解説してくれたが、私にはどこがどう違うのかさっぱり見分けがつかない。  こちらは・・・上はヤマルリソウをちょいとばかりでっかくしたものではなくホタルカズラだそうな。で、下はナルコユリではなく恐らくアマドコロだろうと言うこと。  家に帰ってからアマドコロとナルコユリなるものを検索してみたが、やはり私には見分けることは不可能と分かった。  悪い癖で山野草が気になりだすとそちらにばかり目が行ってしまい、肝心のわらびは不漁。山野草…

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今年の長九郎山のシャクナゲは?

 爽やかな五月の風に乗ってヤマシャクナゲのお誘いが届いたような気がした。その誘いに乗って5月8日、伊豆の長九郎山まで出かけてみた。  沼津から松崎と言うとかなりのロングアプローチになるが、やはりこの時期のあの場所の散策は外す訳には行かない。  一緒に連れて行けと言う友人が早朝迎えに来てくれたにもかかわらず、長九郎山への登り口である富貴野山・宝蔵院近くの駐車場に着いたのは午前10時を回っていた。  車から降りると鶯のけたたましい程のお出迎え・・・「けたたましい」は適切な表現ではなく、実際は耳にとても心地よい美しい鳴き声であるのだが、直ぐ近くでさえずり続けるその迫力を適切に表現する力は残念がら私にはない。  駐車場から程ないところに宝蔵院はあり、入口に居並ぶ石仏群が苔むして目に鮮やかだ。  境内の杉林に設えられた苔むした「哲学の道」とも言うべき散策路はあまりに見事で、見惚れているうちに写真を撮るのを忘れてしまった。(境内の苔むした散策路は2007年5月20日付け「宝蔵院~長九郎山(杉木立の美林とシャクナゲ回廊を行く)」ブログ記事を参照)  宝蔵院裏手の杉林は見事と言う他ない。  良く手入れされ、神々しいまでの眺めである。丁寧に枝打ちされた杉木立は真っ直ぐに伸び、竹林ではないかと見紛う程だ。枝打ちして間もない場所を通ると杉の木の香りが微かに漂い、将に風薫る五月。しかも前日の雨でホコリも一掃されており、胸に入る空気は新鮮そのもの。  フィトンチッドたっぷりの…

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ニリンソウ五月の風にゆらめいて

 冬枯れた林床で、春の妖精たちが目覚めた。  爽やかな五月の風にゆらめいて、風に話しかけ、風に話しかけられながら踊っている。  BGM付き大画面のスライドショー(デジブック)で、もう一度ご覧下さい。但し、とても重いサイトなのでパソコンでないと閲覧できません。  下のサムネイル画像をクリックし数秒お待ちください。重いサイトなのでダウンロードに時間がかかります。  新しいページが開かれたら、画面下部右端のデスクトップのマークをクリックし、フルスクリーンモードでご覧下さい。           

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日本盲導犬総合センター“盲導犬の里・富士ハーネス”を尋ねる

 父親が点字印刷などの活動していたので、その意思を継ぎたいと、盲導犬の訓練所でデモンストレーターをしている友人の奥方から、一度見学に来ないかと誘われていた。それは、私の犬好きを知ってのことであるが、二年半ほど前に最後に飼っていた愛犬ジャッキーに死なれ、もう犬は飼わないと決めていたので、可愛い犬を見れば欲しくなるのは必定でなかなかその気になれなかった。  GWに入り、海外旅行にも行ける身分でもないし、昨年結婚した娘夫婦が訪ねて来て、やはり犬好きの娘に促され、その希望、漸く実現できる運びとなった。  混雑は予想されたが5月2日、日本盲導犬総合センター“盲導犬の里・富士ハーネス”を訪ねてみた。  施設は、富士山の懐に抱かれた朝霧高原の一角にあった。  西側に大分回り込んだ位置のため、痛々しい大沢崩れがど真ん中に見える普段見慣れた富士山とは大分異形なものであるが、荒々しくも雄々しい富士を間近に望むことができる。  入場は無料であるが、寄付により運営されている施設のため、入場の際には一人当たり500円程度、或いは家族で千円程度の協力をお願いしたいとのこと。  施設に入ると、先ず、盲導犬のPR犬に迎えられる。正確には盲導犬でなく、あくまでもPR犬。盲導犬には向かなかったがPRに向いていたワンちゃんである。  床に寝そべったラブちゃんが、先客の子供たちにいじられ可愛がられていた。  PR犬と遊んだ後は、タイミングさえ良ければ(イヴェント実施の時間は盲導犬の…

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カタクリの花が取り持つ情操教育

 福寿草やニリンソウ等、数あるSpring Ephemeralの中でもカタクリは格別ではなかろうか。あの清楚でしかも凛として野に立つ姿は多くの山野草ファンの胸を打つ。  何年か前に、野にあるカタクリの花を愛でたくて、身近なところにカタクリの群落はないかと検索していて偶然見つけたサイトがある。それは、静岡県富士宮市立富士根北中学校のホームページ(←クリックしてみてね)である。  そのホームページを見ていて、とても家庭的な雰囲気のいい学校だなと思った。きっと熱心ないい先生がいらっしゃるのだろうと、その時は単純にそう思った。  だが、学校の前の林床に自生するカタクリの保護活動をもう10年も続けているようだ。10年も続いていると言うことは一人の熱心な先生の力だけでは到底無理なこと。先生の人事異動があっても、学校として、このカタクリの保護活動を代々受け継いでいるからこそできることである。  カタクリの保護活動を通して、スケッチをしたり写真を撮ったり自然観察をしたり俳句を作ったり様々な交流を図ったり、と、それは理科の勉強であったり社会科の勉強であったり国語の勉強であったり、広い分野での教育に役立っているようだ。何より素晴らしいなと思えることは、カタクリだけでなく様々な自然や人に「生」で触れながらの情操教育を図れることではなかろうか。  山里の、各学年一クラスずつの小さな中学校だからできることかもしれないが、きっと素敵な高校生や社会人を多数送りだしているに違いない。  ホームページを閲覧するとコ…

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桜、あれこれ

 静岡県三島市にある国立遺伝学研究所・・・以前からここの桜の評判は聞いていたが、まだ見学したことはなかった。そこへ仲間から、4月3日に年に一度の一般公開があるので「どうか?」とお誘いが入った。一度は行ってみたいと思っていたので願ったり叶ったりである。  国立遺伝学研究所の広大な構内には、日本各地から集められた様々な品種の桜が植えられている。  鮨屋のカウンターに座ると、ケースに収められたネタを端から端まで全部食べてみたいといつも思うのだが、胃袋の小さい拙者にはとても無理なこと。遺伝学研究所の構内に入ると、寿司の立ち食いと同様の感覚に襲われた。広大な敷地には数え切れないほどの見たことも聞いたこともなかった品種が植えられており、直ぐに満腹感に襲われた。  桜の根元には、ところどころに品種名と簡単な説明を書いた立て札が打ち込まれていた。途中から、「あ、そうだ。花と立て札をセットで撮ろう。」と気がついたが、とても振り出しに戻る気にはなれず、「まあ、一部でもいいや。」と写真を撮りだしたが、それでも、後で整理するのが嫌になるくらい膨大な枚数になってしまった。  折角だから、その一部を備忘録として、ここに収録しようと思う。以下、立て札に書かれた品種名と説明書きを転記することとする。  鞍馬桜  別名を「肥後吉野」と呼ぶ。熊本市の木村義夫氏の庭には祖父の代から、一本の桜がある。如何なる経路を経て植えられたかは明らかでないが、多分、肥後吉野と呼ばれる桜は、徳川参勤の折、往…

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日本代表なんのその、今年もエスパルスに期待だ

 「サッカー日本代表チームに興味がなくなっても、まだまだサッカーファン。」と言う副題をつけたい。  愛すべきジーコを応援するため、サッカーブログとして立ち上げた我がブログであったが、そのジーコに期待を裏切られ、オシムでうんざりし、こともあろうにフランスワールドカップで代表監督の器ではないことは既に立証済みだったはずの岡田監督の再びの就任で、代表チームへの興味は決定的に薄れ、今や写真ブログに変身している。  ふと、スポーツニュースに目をやると、ワールドカップ4位以内を目標に掲げた日本代表チームが東アジア選手権で3位だって?  ほほ~っ!スゲエもんだ!アジアも強くなったものである。世界4位を目標とするチームが、ヨーロッパから見れば辺境の地・極東の4チーム中3位。つまりブービーってわけね。(爆  と言うことは、中国、韓国、日本は世界の三強の可能性もある訳で、この事実、ヨーロッパのサッカー関係者が知ったらなんと思うだろう?このとんでもない奢った発想、穴があったら入りたい。  で、地元開催の東アジア選手権でブービーに終わり、代表監督の去就問題が浮上して、2月15日に東京・本郷のJFAハウスで日本サッカー協会の犬飼基昭会長、原博実強化担当・技術委員長と、当の岡田監督とが緊急3者会談を行ったとニュースが流れ、愈々監督交代か?と期待に胸ふくらませたサッカーファンも多かったろう、が、結果は予想通り、犬飼会長は「6月のW杯南アフリカ大会まで全面支持する。岡田監督でW杯を戦う」と万歳発言!!こりゃ…

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「沼津アルプス縦走」続編

 昨年9月23日の記事・「沼津アルプス縦走」の続きとなるが、年が変わり、1月30日(土)、愈々香陵63期同期生の新年会の当日となった。  約束の朝8時ちょっと前に、香貫山の登山口に行くと、パートナーのKAZ君は既に待っていた。新年会参加者17名の内、会場の民宿まで歩いて行こうと言う物好きは、結局のところ我々2名だけであった。早速登り始める。  山はまだ冬の眠りから覚めておらず、目を引くような花は一輪もない。生い茂る木々の葉もなく、その分眺望はきく。また心がけの良い私のお出ましとあって天気は上々、珍しく富士の粋な立ち姿を目にすることができた。       (↓クリックすると800X600ピクセルに拡大されます)  本日の山歩きの楽しみは、山野草ではなく、富士山と奥駿河湾沿岸の景色となった。  冷たい風も吹くことなく、穏やかな日差しが山を、海を、空を、爽やかに淡く色づけし、水彩画を見ているようだ。  遥かかなたに雪を戴いた南アルプスの山並みも見え、その下に、凪の駿河湾が煌めいていた。見慣れた風景ではあるが、やはり故郷の山河は美しい。  今回は、大平山は省略し、多比口峠より多比に下りる。それでも、やはり冬場は身体の調子がイマイチで、香貫山登山口から多比まで6時間弱を要してしまった。多比からは新年会の会場まで海岸沿いの一般道を2時間弱歩くことになる。  淡島を回ればやがて三津・・・、目的地までは程ない。  4時前…

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イルミネーション

 静岡県御殿場市の御殿場高原時之栖にて・・・。  α~ (ー.ー") ンーー う~ん、明るすぎる。  お子様向けかな?┐( ̄ー ̄)┌ アッシのセンスと違う。(-_-)ゞ゛  大人向けにするには、“青色”を使った方がいいな。それに明るすぎる原因のシカバナ見たいな白いバックは要らないな。ヽ (´ー`)┌  ┐( ̄ー ̄)┌  Merry Christmas  もう一度スライドショーでご覧になる場合はここをクリック。

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今日の富士山

 仕事で外出したその途中、よく晴れた空の下、いつもと変わらぬ美しい富士が見えた。  生まれた時から富士の見えるところで育ち、誰でもそうだろうが、この山には特別な思い入れがある。旅行などに出かけ、遠くから帰って来て富士が見えると、いつもホッとしたものだ。  仕事などで疲れ、ふと顔を上げて富士が見えると、いつも気分を一新してくれたものだ。しかし、きょうの富士山は少し違っていた。  片山右京・・・元F1レーサーで今は冒険家と言うことだから、謂わば危険と遭遇することが商売。承知でそう言う危険なところに出かけて行くことは止むを得ないのだろう。プロの冒険家に私のような山の素人が何も言うことはないが、ただただ残念なことである。  いつも私に英気を与えてくれる富士が、きょうはそうではなかった。  車を止めて暫し富士を眺める。  あのぱっくり開いた宝永火口の右側を通って登って行ったのだろう。  私の富士山のシーズンは4月下旬から11月の下旬まで。この間何回となく太郎坊を訪れ、頂上は目指さず標高1400mから1700m位の間を散策する。その私のフィールドの1000m程上で痛ましい事故が起き、二人の命が失われた。富士を見るといつもホッとするのにきょうは胸が痛むばかりだ。  遠くから眺めると、両側になだらかな稜線が広がり、いかにも優しそうに見える。しかし、六合目辺りから上は夏場でも夜間には過酷さを極める。私は去年も今年も太郎坊からの夜間登山を試み、寒さに耐えられずに、去年は八合目辺りで…

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地元名刹探訪

 11月23日は三島市にある龍澤寺の虫干しの日。  香陵63期の仲間に誘われ、昨年に続き二回目の探訪。  先ず、来訪者を迎えてくれるのは、伊豆松崎出身の漆喰鏝絵師・入江長八の作と言われる見事な龍。長八は鏝一本で、このような見事な芸術作品を創り上げたと言われている名工(左官職人)。  建物の中に入ると、良寛さんや狩野派の絵師たち、そして開祖・白隠禅師や寺中興の祖・玄峰老師等々の国宝級の書画が所狭しと並んでいるが、残念ながら撮影禁止。仕方ない。庭の様子でもパチリとしようか・・・。(笑  白隠の再来と言われ、大正・昭和にかけて、この寺を再興した玄峰老師は、「堪えがたきを耐え忍びがたきを忍び・・・」の終戦の詔勅や象徴天皇制の考え方など、戦後日本に多大な影響を与えたことでも知られている。  龍澤寺の後、同じく三島市玉沢の妙法華寺を訪ねた。  日蓮上人の一番弟子・日昭上人の開基により鎌倉に創建されたが、江戸初期に徳川家康の側室・お万の方の庇護を受け、現在地の三島市玉沢の箱根南麓に移転された。  寛永三年(1791年)に庫裡を残して全山焼失した。現在のものは規模を縮小して再興されたものと言われているが、それでもなかなかに壮大な寺だ。  百軒塀と呼ばれる塀は、時代劇のロケにも使われたと言う見事な姿を今にとどめている。  また、「七重八重 花は咲けども山吹の 実の一つだに 無きぞ悲しき」で有名な太田道灌の歴代の子孫が眠る墓の存在でも有…

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しろがねもくがねも玉も何せむに・・・

 仕事の訪問先に向かうため、どうしてもとある神社の前を通らなければならなかった。  「おかしいなあ~、どうしてこんなに詰まってるんだろう?」  車のハンドルを握りながら前の車両が動き出すのをじっと待つ。  「ああ、そうか、きょうは土曜日か・・・」ひとり言のように心の中で呟く。  「それにしても混み過ぎだなあ~」  漸く前方に神社が見えて来た。  「ああ、そうか・・・」  居るわ居るわ、親ばか、爺ばか、婆ばかの行列だ。  この子の七つのお祝いにとばかり、七つよりはもっと幼い一人の姫や一人の若君に三人も四人も付き添って・・・。  中には、ビデオカメラを構えて、姫の前を後ろ向きに歩き続けるお父さん。「危ない危ない、後ろ気をつけな!人にぶつかるよ。」  「ほら、言ったこっちゃない。カメラ落とさなくて良かったね。」  俺もあんなことしたのかなあ~?四半世紀も前の記憶を手繰り寄せる。  七五三のお祝いのために、とある神社の駐車場に入る車の列が原因の渋滞。  平和なひと時。  渋滞を抜けだし手際よく仕事を片付け帰宅する。デスクに向かって書類を整理しながら、神社の前の風景を思い出す。ふと、引き出しの奥から、七五三の写真ではないが、お気に入りの写真を取り出す。自然にスキャナーに手が伸びる。  ブログに人物の写真をアップすることはまずないのだが、その禁を何故犯すかって?・・・それはこの写真が可愛いいからに決まってるでしょう。(爆  他人に見せびらかせたいからさ。…

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秋深まる

 太郎坊~幕岩~三辻~四辻~二子山~太郎坊(2009年11月3日)

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太郎坊の秋

 10月に入り、今年の紅葉はどうだろうか?と気になり始めていた。  10月4日(日)、朝食を済ませた頃、秋らしく晴れ渡ったので、まだ早いとは思いながら太郎坊周辺の秋を見つけに出かけることにした。  沼津では晴れ渡っていた空が、富士山に近付くにつれ雲が多くなってきた。  太郎坊の駐車場に着くと、富士山はすっぽり雲の中。  暫く駐車場で待っていると、雲が切れて富士が姿を現した。  さ、出かけるとするか。  思った通り、雑木林はまだまだ緑のままだが、それでもところどころに秋の気配を感じることはできる。  林の中ではヤマシロギクと思われる花が盛りを迎えていた。  白一色の花園にアキノキリンソウが一輪彩りを添えていた。  太郎坊から幕岩までの雑木林はまだまだ秋と言えるほどの装いではなかったが、幕岩から上のカラマツ林は初秋の装いにお色直しが済んでいた。だが、まだもうチョイと言う感じ。  カラマツ林は去年アップしたセピア色の秋には程遠いし、森林限界から上の山肌も草紅葉と言うには物足りない。  三辻から四辻方面を眺めると、何時見ても美しい木花咲耶姫様のオッパイ山もビキニのブラの色を少々変えてくれていた。それにしても美しい。  例によって見とれていると、靄がかかっては晴れ、かかっては晴れの繰り返し。雲と青空のいたずらで、木花咲耶姫様の山肌は七変化だ。

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イワシャジン咲き乱れる花の寺・長安寺

 「花の寺・長安寺の秋は?」と思い、太郎坊周辺の散歩の帰り、少し足を延ばして寄ってみた。えっ?その割には短いって?今さらもうそんなことはどうでも良い。(爆  短い脚で境内を歩きまわると、イワシャジンもシュウメイギクも盛りを過ぎてしまっていたが、確かな秋を感じ取ることができた。  この寺は、何時行っても何かしらの花が咲いているので、下調べの必要のない嬉しい寺だ。  (境内のあちこちに咲くイワシャジン)  イワシャジンによく似た花でツリガネニンジンとソバナがあるが、実のところ、イワシャジンもツリガネニンジンもソバナも拙者には見分けがつかない。今回の長安寺のイワシャジンは寺のお坊さんが付けてくれたであろう名札があったので迷わずイワシャジンと書いたまで。寺の境内に咲くイワシャジンであるから園芸種であるかもしれない。  “はなせんせ”によると、「シャジンは漢字で沙参と書き、ツリガネニンジン(釣鐘人参)の漢名。またはその根の生薬名と広辞苑にあります。普通のツリガネニンジンは山間の平地でみられますが、こちらは山間の岩地に見られるのでイワシャジンとなったそうです。」とのこと。  また、ソバナもツリガネニンジンと良く似ているが、ツリガネニンジンの花のように輪生する事はなく、花の形も少し違い、ツリガネニンジンのように柱頭が花の外に出る事はないらしい。また、切り立った崖に生えるらしいので、拙者が出逢うことはまずなかろうと思われる。  (シ…

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沼津アルプス縦走

 二十年程前に一度やったことがる。その時の印象は、「ただ、だらだらと距離が長く、しかもアップダウンの連続でかなりきつく、あまりそそるハイキングコースではない。」と言うもの。ま、好みは人それぞれで、「好き」と言う人もいるだろうが、標高300メートル前後のところを落差100m以上を上がったり下がったりの連続で、大して景色がいいわけではなく、夏場はただ暑いだけで、私の好みではない。  そのあまり好みとしていないハイキングコースを何故歩くことになったかと言うと、香陵63期の同窓生の仲間内で、毎年、新年会をやっているのだが、その新年会の会場は、内浦湾をはさんで沼津の対岸にあたる同窓生の営む料理の美味い民宿と決まっている。で、今年の新年会で、酒の上の話とは言え、来年の新年会には、その民宿まで、ハンニバルよろしく沼津アルプスを越えて攻め込み、山歩きでからからとなった喉で美味いビールを飲もうと、同窓生KAZ君と約束をしてしまったのである。挑まれると後には退けない性格。かくなるうえは実行あるのみである。  年の頃も丁度シルバー。このシルバーウィークを利用して早々にその予行演習をしようと言うことになった。いや、何事も準備は怠りなく備えておくことは肝要である。  沼津アルプスとは、誰が言い始めたかは知らないが、沼津市のホームページによると、香貫山 (193m)、横山 (183m)、徳倉山 (256m)、鷲頭山 (392m)、大平山 (356m)の山並みの総称である。どの山も標高は低いが、なかなかの急峻であ…

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須走の森のキノコ狩り

 恐ろしくなるほどに歳月の流れの速さを感じるようになって久しいが、今年もあっという間に夏が過ぎ、いつの間にかキノコ狩りのシーズンになっていた。毎年行っている香陵63期の同期生たちとのキノコ狩りは今や外すことのできないささやかな楽しみの一つだ。今年もいつものように須走の森へ。  晴々男を自認する私の行く手に雨はない。昨夜の激しい雷雨も、また、早朝のどんよりとした曇り空も、現地に到着する頃には嘘のように晴れ渡り、眼下に雲の美しさを際立たせていてくれた。  小富士からの眺めも素晴らしい。  ここから山中湖まで見渡せるのは珍しいことだ。  さて、森の中へ・・・    森の中の木々の根元を殆ど占領しているのはカニコウモリ。  トリカブトやアキノキリンソウも美しい。  キノコ狩りで一番の問題は毒キノコ。毒か毒でないかの見分けは、素人には難しい。  しかし、ここ須走ではそんな心配はいらない。  須走登山口の山小屋・東富士山荘のオーナーでキノコ博士と言われている米山さんが親切に一つ一つ丁寧に鑑別してくれる。この須走の名物男が、ここ須走のキノコ狩りの人気の秘訣だろう。  御殿場食品衛生協会発行「富士山のきのこたち」の編集長でもある。  ただし、キノコを根こそぎ採ってきたりするとチクッと叱られるから気をつけよう。必ずカッターかハサミで根元で切り、根っこは次のために残しておくのがマナーとな…

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岡田ジャパン、ガーナ戦

 オランダ戦前半の素晴らしい展開に比べると、特筆すべき内容はなかった。全体的に選手の疲れが目立ち、パスもディフェンスもミスの多い試合であった。特に、国内では不動のインナーバック(二人いるのはおかしいが一般的にはセンターバックと呼ばれているポジション)の二人が、ピンポイントのアーリークロスに対応できないと言うもろさを露呈した。(岩政をベンチに置いておくだけではもったいない。岩政を起用し、いっそのこと田中マルクス闘莉王はFWで起用してみればいいのに・・・と思うのだが)  しかしながら、一瞬の気の緩みが招く悪夢のような結果を、練習試合で確認できたことは良かった。  現代サッカーではピンポイントのアーリークロスが雨あられのごとく飛んで来るだろうから、これに対応する経験を積んでもらいたい。逆に、レベルの高い守備を崩すには、小野伸二得意の、このピンポイントのアーリークロスは実に有効であるから、ジャパンもこれを多用すべきである。それにつけても何故に小野伸二がこのピッチに居ないのであろうか?  2009年9月6日付記事・「 岡田ジャパン、オランダ戦」でも書いたように、もう代表チームのピッチで本田の顔を見ることはないと思っていたが、 後半途中から投入されたことは驚きであった。やはり岡田が普通の監督でないことを証明した。もしかしたら、野球で言う敗戦処理のような投入かな?三浦カズの時のように晒しものにするつもりなのか?と岡田のアブノーマル振りを邪推したが、結果は思いもよらぬ逆転劇。尤もこの逆転劇に本田は何も仕…

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岡田ジャパン、オランダ戦

 サッカー岡田ジャパンの昨夜のオランダとの練習試合、すこぶる評判は良くないようだが、そうだろうか?  2008年8月14日付記事・「サッカーを知らな過ぎる日本のジャーナリストたち」或いは、2009年9月4日付記事・「岡ちゃん、何言ってるの?」で散々けなしておいて、 天の邪鬼!と言われそうだが、昨夜の試合は近年稀にみる収穫の多い試合だったと思う。    前半のデキは素晴らしかった。FIFAランキング3位の強豪オランダ相手に一歩も引けをとらなかった。むしろどちらが強豪か分からないくらいのいいデキ。前半に限って言えば日本サッカー史上最高のデキと言ってもいいくらいレベルの高い試合運びだったと言ってもいいだろう。ただしシュート力に関しては日本サッカー開闢以来全く進化していないので、結果は無得点ではあるが、これは如何ともし難い事実であり岡ちゃんの責任ではない。シュート下手は日本人の運命的特質と考えるしかない。  しかしながら、それを踏まえ、前半のような試合を後半も続けられれば、強豪に一泡吹かせるのも夢ではないと言う光明を感じることができたのではないか。手堅く守り、ワンタッチパスで素早く攻め上がり、下手な鉄砲も数撃てば90分の内には1点ぐらい取れるだろう。  チーム一丸となって守り切り、1点をもぎ取ることができれば、ベスト4は無理でもベスト8は夢ではない。  さて、後半だが、あれは未必の故意である。  前半あれだけいい戦いをしていて、後半初っ端からメンバー交代をする監督は普通いない。岡田監督が…

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岡ちゃん、何言ってるの?

 パソコン立ち上げ、ヤフーのポータルサイトを開くと本田が王様宣言!個人主義に岡ちゃん困ったと言う見出しが目に飛び込んできた。  ハハハ、然もありなんと早速クリックすると次のような記事。  サッカー日本代表は2日、練習を行い、オランダ戦への先発が確実視されるMF本田圭佑(23)=VVVフェンロ=が、リーグ5戦5発の絶好調ぶりも手伝い、“王様宣言”をさく裂させた。サイドの攻防戦がオランダ攻略のキーとする岡田武史監督(53)の指示でオーバーラップするDF長友佑都(22)=FC東京=に対し、「オレのスペースを消すな」とクギを刺した。超個人主義レフティーの起用が、果たして吉と出るか凶と出るか。     ◇  ◇  そこのけ、そこのけ、HONDAが通る。10分ハーフの紅白戦後、本田は長友を呼び寄せた。北京五輪をともに戦った同僚に放ったのは、衝撃的なオレ流宣言だ。  「サイドバック(SB)の内田と(長友)佑都には『上がり過ぎるな』と言った。自分が上がったときにチャンスになると思っているようだけど、オレも(自分が)1対1のときはチャンスと思っている。(上がって)『オレのスペースを消さないでくれ』と言った」。自らの考えで、サイドでの数的優位を目指すSBを抑えつけた。  本田はVVVで守備免除の特権を与えられ、攻撃の中心として活躍する。「海外で戦うために性格を改造した」と言い切り、今季はリーグで5戦5発と絶好調。個人主義で成功をつかみ取った。  だが、長友と内田の積極的な攻撃は岡田監督の指示でもある…

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アフォガート(男が食べても恥ずかしくないデザート)

 「男が食べても恥ずかしくないデザート」と言う副題をつけてみた。と言っても、女性が食しても全然恥ずかしくないのは当然であるが。  今の時代、男女同権であるからして、男がスイーツを食ったからとて、いけないことも恥ずかしいこともないのだが、それでも嗜好品に関しては男は女とはちょっと違うんだと言う拘りはあるにはある。  昔、「巨人、大鵬、卵焼き」と言う流行語があったが、要するに、これらは子供の好きなものの代表であって、大人が「好き」と言うにはちょっと憚られたのであった。  これらと同じようにパスタやスイーツは女性の好きなものであって、男は堂々とラーメンを食い、甘いものは食わない!男は辛党だ!と言う方が、らしく見えると誤解している男たちも多かった。  そう言う日本男児の虚栄心にも似た思い違いが大きく変わったのは、多分、野茂英雄投手の恩師・トミー・ラソーダ監督の存在が大きくかかわっているのではないかと密かに思っている。  野茂が渡米したばかりの頃、その所属チームであるロサンゼルス・ドジャースのラソーダ監督のことを、日本のスポーツ紙が「パスタの好きな陽気なオジサン」と紹介していたことを覚えている。  メジャーリーグの球団の大監督と言えば男の中の男。そう言う人物がパスタ好きなのだ。日本男児がパスタが好きでいけないわけがない。  もちろんそれ以前から、当然日本の男たちもパスタを食べていたわけであるが、それにはなんとなく後ろめたさがあったに違いない。しかし、ラソーダはパスタが好きと報じられて以来、…

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富士山頂に立つ(還暦記念富士登山)

 去年の夏から密かに思い続けていた四十年振りの富士登山での再登頂・・・達成はしてみたもののさほどの感慨はなかった。何故だろうか?と考えてみた。  実は昨年の夏、思い立って太郎坊からの登山を試みてみごと失敗し、「富士登山、若気の至りか年寄りの冷や水か・・・で、登頂断念。」の記事を書くにいたったのだが、あの時から富士登山の夢はいつしか一種の使命感に変わっていた。  昨年リベンジを誓い満を持して臨んだ今年・・・と言っても何にも準備はしていない。気持ちだけ満を持していたと言うこと。やはり昨年同様思いつきの域を脱してはいなかった。  今年は単独行を避けるため、7月の下旬に同級生KA君と登る約束をしていた。そのKA君は雨男だが、他の同級生はカートがなければゴルフもやらない連中ばかり、若干の不安はあるものの贅沢は言えない。しかし、そのKA君の威力たるや大したもので、7月は全国的な天候不順を招き、延び延びになったまま8月に突入。8月には「還暦記念尾瀬ツアー」もあり、それが終わってからと話し合っていたものの、それ以降もその相棒の仕事が忙しく、二人で登れる目処は立たなかった。  そんな状況の中、8月17日の晩、テレビを見ていて天気予報の番組になった。「今夜は晴れだが明日の晩は山間は崩れる」  ヨシッ!行くなら今夜しかない。またも思い立ったら実行せずにはいられない駄々っ子的性格が頭をもたげ、支度を始めていると、大学3年の息子が「俺も行く」と言いだした。単独行に若干の心細さを覚えていた私は、「ヨシ、じゃあ連…

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東名道中膝栗毛

 還暦を記念して8月8日~9日に高校時代の同級生十数人で尾瀬に行くことになった。  尾瀬に行くには新宿から直通バスが出ており、当初、時間に無駄のない合理的な7日の深夜に新宿を出発する夜行バスも検討したが、還暦の身には車中泊はきつかろうと、8日の早朝新宿を出発し、昼頃、尾瀬に着く案に落ち着いた。  で、沼津から参加するオノボリさんグループ・5人はまだまだ若いため早起きが苦手なので、前日の7日に新宿のホテルに泊まり、8:00新宿発のバスに間に合わせることにした。  つまり、体にきついプランより懐にきついプランになったわけだ。(;-_-;)  新宿に着いたら、遠くはインドネシアなど各地から参集する、他の新宿泊の仲間と合流して、盛大な前夜祭を催すことになっていた。と言うことで、新宿には夕方までに着けば良い。  急ぐ旅ではないし、年金生活を間近に控えた身である、新幹線に乗ることもなかろうと、できるだけ交通費を節約することにした。  新宿には24時間千円と言う駐車場もあるそうなので、一人頭にすると安上がりな自家用車で行こうかと言う案も出たが、結局、車は出してもいいが運転は「イヤ」と言う人ばかりで、乗客ばかりでは車は動かない。よって、この案も否決され、18:20に新宿に着く東名バスに乗ることになった。  沼津から新宿まで新幹線を利用すると、所要時間は1時間40分程で料金は3,890円。東名バスだと所要時間は2時間半程で料金は2,100円。しかも、5人一緒なら2枚綴りで3,000円の回数券2組と普…

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尾瀬一人占め

 「あこがれの尾瀬ヶ原を歩く 」の続きで恐縮だが・・・  2009年8月9日  尾瀬小屋の窓の外がようよう白くなりゆく頃目覚めた。  前夜の天気予報では今朝は雨。天気予報を信じて早朝の散歩を諦めた仲間たちはまだ深い眠りの中にあった。予報に反して雨の音は聞こえない。時計を見ると4時を少し回ったところ。そっと床から抜け出し簡単に身支度を済ませて外に出た。  玄関の外に出ると、数人の一隊が準備を整えまさに出発するところであった。彼らは宿のスタッフらしい男に「どうもお世話になりました。」と挨拶を残して歩きだした。宿のスタッフらしき男は「どうもありがとうございました。お気をつけて。」と見送った。燧ケ岳に登るのであろうか?尾瀬沼方面に向かって歩き出した。それを確認し私は彼らと反対方向の尾瀬ヶ原へ向かった。  尾瀬ヶ原を一望できるところまで来ると、朝もやが山際に立ち込め、紫色の大気の中に浮かび上がって、神秘的な雰囲気を醸し出していた。  シメタ!誰もいない!!広い尾瀬ヶ原を一人占めだ。  少し歩いて振り向くと山の上の雲を朝日が赤く染めていた。・・・きょうも天気に恵まれると良いのだが・・・。  一時間程散歩して宿に戻った。  6時からの朝食を済ませたらきょうも尾瀬ヶ原の散策である。さて、きょうはどんな花たちとの出会いがあるだろうか?  きょうのコースは東電小屋経由で、尾瀬ヶ原の外周を回っての散策である。  前日も出遭っているがイワショウブ・・・なか…

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あこがれの尾瀬ヶ原を歩く

 2009年8月8日、ついにあこがれの尾瀬ヶ原に立つことができた。  ♪夏が来れば思い出す  遥かな尾瀬 遠い空  霧の中に浮かびくる  やさしい影 野の小道  水芭蕉の花が咲いている  夢見て咲いている  水のほとり  しゃくなげ色にたそがれる  はるかな尾瀬 遠い空♪  季節がら水芭蕉の花はないが、それ以外は全て歌の通りだ。いや、その広大さは想像以上で、打ちのめされるほどに圧倒された。  なるほど、これが♪花の中に そよそよと ゆれゆれる 浮き島♪と言うものか・・・水のほとりでは、今は、水芭蕉の花に代わって、ミニ睡蓮のヒツジグサが白昼夢を見るようにぽっかりと浮かんでいる。  百花繚乱とは行かぬが、やがて訪れるであろう草紅葉に先駆け、ナガバノモウセンゴケが湿地の一角を朱に染め、それに負けじと、木道の両側にはサワギキョウ、キンコウカ、写真にはないがミズギボシ、ソバナ等が競い合って咲いていた。  私の植物の知識では判別は難しいが上はイワショウブであろうか?下はワレモコウであろうか?その下はドクゼリと思われる。  上はコオニユリと思われる。  下は・・・盛りを過ぎてしまったようだがクガイソウ。  クガイソウを見て、今回の尾瀬行への参加を断腸の思いで取りやめた、今年、齢八十を数える高校時代の恩師が、ちょ…

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花の寺・長安寺のキレンゲショウマは?

 花の寺・長安寺は7月26日以来訪れていなかった。その後、キレンゲショウマはどうなったであろうか?と気になってしょうがない。昨日、御殿場に仕事で行ったついでに足を延ばしてみた。  あの時、見頃は8月上旬であろうと予測をつけたのだが、見事に外れた。いやあ~、恐ろしく蕾でいる間の長い花だ。10日経っても状況は殆ど変っていない。それどころか、あまりにのんびりしていたせいか、随分と虫に食われている。そう言えば、この肉厚な花弁は見るからに美味そうだ。・・・あ、いや、拙者にとってではなく虫にとっての話だが。  一応写真は撮ったが、どれもアップに耐えられないものばかり。キレンゲショウマお嬢さんのアバタの目立つマクロ写真は可愛そうなので全て削除した。  う~ん、見頃は今月中・下旬であろうが、この虫食い状態では、その頃果たしてその気になるかどうか・・・???  キレンゲショウマの現状に少々失望し、羅漢さんたちのご尊顔を拝して行くことにした。  いずれの羅漢さんたちも、木陰で涼しげにくつろいでいる。  箱根と言うこともあり、また木陰と言うこともあり、やはり街中より大分涼しいのであろうか?ここでは紫陽花がまだまだ幅を利かせていた。

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桔梗咲きアサガオ

 何故かホッとするアサガオである。  それは無限の清涼感を持ったヘブンリーブルーや、毎日毎日、花毎の模様の変化を楽しませてくれるフライングソーサーを見慣れているせいだろうか?これらの花はルーツを辿ればアマゾンンのジャングルらしい。美しいながらも、そんなルーツ故の圧倒的逞しさを否定することはできない。  スカーレットオハラも、ヘブンリーブルーやフライングソーサーやバーリーゲートに比べると小振りながらも、その気高くもあるショッキングなまでのワインレッドの色合いは、他のどんなアサガオよりも自己主張が強く、我が記憶装置に深く刻まれずにはいられなかった。  バーリーゲートは、なにものをも寄せ付けぬ穢れの無い純白を惜しみなく晒し、これもまたその自己主張の強さを否定することはできない。  そんな逞しくもある朝顔たちを見慣れているせいであろうか、この控え目に咲く桔梗咲きアサガオを見ると、何故かホッとするのである。  南米産のアサガオたちと違い、いかにも東アジア産らしく、蔓の育ちも遅く、その蔓の何物かに巻きつく力も弱く、ネットや細い支柱なら絡まることもできるだろうが、表面のつるつるした太い雨樋となると絡みつく力はない。人の助けがなければ、伸びた蔓は地面を這い回ることになるだろう。そんな頼りないアサガオではあるが、咲けばやはり控え目ながらも凛としたところがあり、心に深く刻むものがある。  このアサガオは、一本の株から一重の花を咲かせたり、八重の花を咲かせたりすることがあるそうだ。残念ながら、我が家のは…

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パーリーゲート

 純白の西洋朝顔・・・  朝起きて新聞を取りに行く際、玄関のドアを開けると先ず目に飛び込んでくるのはスカーレットオハラとフライングソーサーのコラボレーションである。玄関脇の雨どいを我先にと競い合うように蔓を延ばしている。上へ上へ伸びて行くフライングソーサーをスカーレットオハラが追うように咲いている。  そこを通り過ぎ、郵便受けまで来ると、その横の門扉にパーリーゲートがからみついている。ハッとする白さである。将に穢れを知らない純白。美しい。  曇った日も、雨の日も、晴れの日も、変わらぬ清廉さで私を迎えてくれる。  ※フライングソーサー、フルスクリーンのスライドショーでもう一度ご覧下さい。  ※クリックしたら、画面下右端のデスクトップのマークをクリックしてください。

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スカーレットオハラ

 その名の通り、気高く且つ情熱的な色合いのアサガオである。しかし、そんな中にも何処となく奥ゆかしさも感じるのは花なるが所以であろうか。  朝起きて新聞を取りに行くため玄関を開けると、必ずこのスカーレットとフライングソーサーが私を迎えてくれる。  おはよう、スカーレット!何時までも気高く咲き誇っていてくれ。  ※フライングソーサー、フルスクリーンのスライドショーでもう一度ご覧下さい。  ※クリックしたら、画面下右端のデスクトップのマークをクリックしてください。

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フライングソーサー

 ネットで検索してみると、「恐らくヘブンリーブルーとパーリーゲートを交配させたものであろう。」と記載されていた。恐らくそうだろう。花の咲き方でなんとなく納得できる説である。  しかし、その名の通り未確認飛行物体として、何処からか飛んできた謎の美しいアサガオと言うことにしておこう。  毎日、花毎に違った白と青の絞り模様を織りなしてくれて、とても楽しい花だ。  ※フライングソーサー、フルスクリーンのスライドショーでもう一度ご覧下さい。  ※クリックしたら、画面下右端のデスクトップのマークをクリックしてください。

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キレンゲショウマ咲く(花の寺・長安寺に)

 宮尾登美子が、小説“天涯の花”の中で描いたキレンゲショウマ。  「木々の茂みの下、これはみごとな花の群落、見渡すかぎり黄の点々は拡がり、それは小暗い木漏れ日を浴びて、まるで一つ一つの花が月光のように澄み、清らかに輝いて見えた。」  まだ咲き始めたばかりであり、花の数も少なく、とてもこの小説の中での表現のようには行かぬが、確かにこの目に収めた。  樹間の日蔭を遠くからみると、確かに月の光が地上にこぼれ落ちたように見える。見頃は8月上旬であろうか・・・   天涯の花集英社 宮尾 登美子 ユーザレビュー:山と植物が好きなので ...書名の象徴するもの  ...凛としたものを感じる ...Amazonアソシエイト by ウェブリブログ

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夏空戻る

 太郎坊より富士山頂を望む・・・7月26日・・・漸く梅雨明けだろうか???  太郎坊から幕岩にかけての雑木林  幕岩からの眺め  幕岩上のカラマツ林から宝永山を望む  幕岩上のカラマツ林・・・宝永山より吹き下ろし、カラマツ林を渡ってくる風が冷たくて気持いい。  幕岩上のカラマツ林  二子山  素晴らしい!  こちらも気になるが、キレンゲショウマの開花も気になる。散歩は早々に切り上げ、次の目的地に行こう。  今回は二子山登頂は手抜きとしよう。  木花咲耶姫の胸元より沸き立つ雲・・・ここを通って帰路につこう。

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箱根湿生花園

 深い霧に包まれ、仙石原の薄原が広がっていた。その地続きに広がる箱根湿生花園、以前から気になっていて尋ねる機会に恵まれなかったが、前日の高校の同窓会の流れに乗って、恩師にひかれ十名ほどの同級生たちと湿生花園詣でとあいなった。  丁度、花の端境期であろうか、花によっては盛りを過ぎ、花によってはまだ「早すぎ」と言った状態。  そんな中で、コオニユリやキキョウが印象的であった。  オカトラノオもその独特の形状で目立っていた。  お目当てのキレンゲショウマはまだ固い蕾のままであったが、レンゲショウマはなんとか一つ目にとどめることができた。そのレンゲショウマは、ひっそりと咲いた可憐な花を、はにかむように俯かせたまま、こちらに顔を見せてはくれない。  レンゲショウマとキレンゲショウマは名前は似ているが全然別の植物のようである。  レンゲショウマは花が蓮の花に、葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ていることから名付けられたらしい。キンポウゲ科の1属1種の日本固有種とのこと。一属一種とはつまり、親戚がいないと言うこと。言いかえれば天涯孤独。  天涯孤独と言えば、天涯の花・キレンゲショウマはユキノシタ科。絶滅危惧種に指定されている貴重な花だそうで、宮尾登美子の“天涯の花”を読んで以来、是非にこの眼に収めたいと思っているが、いまだその願いは叶っていない。  四国の剣山まで出かけなければ逢えな…

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蓮の花を見て、デジタルとフィルムの違いを確認

 ここは、静岡県沼津市井出の蓮興寺。田舎の小さな寺ではあるが、この地域では蓮の花で少しは知られた寺だ。  早起きが苦手な私には、いい蓮の花を見ることは至難だ。とは言うものの、仕事でこの近くまで来たついでに寄ってみた。  もう、時間も然る事ながら、時期的にも遅かったようだが、少しばかり咲いていた。  蓮の花はフィルムカメラで撮りたいところだが、生憎、車にはコンパクトデジカメしか積んでいなかった。  背後に竹藪を背負った鐘楼の佇まいが何とも言えぬ雰囲気を醸し出している。その鐘楼に見降ろされて蓮の花たちは咲いていた。まるで白昼夢を見ているように・・・耳を澄ますとdaydreamerたちのピンク色の吐息が聞こえて来るようだ。  やはりデジタルは固い。フィルム写真のあの柔らかさは出ない。  淡い色の花はフィルムカメラで撮ってやりたいところだだが、フィルム写真は映像は柔らかくとも経済的にはきつい。子供の学費や仕送りやらでやせ細ったスネでかろうじて立っている私にはきつい。やはりデジタル画像で我慢しよう。  そう言えば、香陵63期の同窓生でフィルムメーカーに勤務している友人がいた。日本では影をひそめたフィルムもヨーロッパではまだまだ売れているらしい。と言うことで、数年前からベルギーの子会社に投入され、いまだ向こうで頑張っている。この年になると海外での生活は辛かろう。日本でも…

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花のお寺・長安寺のキレンゲショウマは?

 我がサイトの“はなせんせ”に教えてもらったキレンゲショウマ。写真でしか見たことはないが、月の光の中から生まれた妖精のような花にすっかり心惹かれ、読書の苦手な私が珍しく一気読みした宮尾登美子の小説「天涯の花」の影響もあって、何時しか、四国の剣山でその花を実際に見てみたいと切望するようになっていた。しかし、私にとって四国は遠く、願い叶わぬことであった。それが昨年、ネット友達から箱根の仙石原の長安寺と言う寺で見ることができるとの情報を得た。  残念ながら昨年は見そびれたが、今年こそは!と心待ちにしている次第。  早いとは思ったが、7月3日、仕事で御殿場まで行ったついでにキレンゲショウマの様子が気になり、仙石原まで足を延ばしてみることにした。  山門を過ぎると、遠くで黄色い花が風に揺れていた。  「木々の茂みの下、これはみごとな花の群落、見渡すかぎり黄の点々は拡がり、それは小暗い木漏れ日を浴びて、まるで一つ一つの花が月光のように澄み、清らかに輝いて見えた。」  宮尾登美子が天涯の花の中で描いたキレンゲショウマの咲き乱れる様子が脳裏に浮かぶ。  だが、束の間の白日夢からは直ぐに覚めることになる。そこには全然違う花が風に揺れていた。  その花は、後で、“はなせんせ”に確認したところ、オトギリソウ科オトギリソウ属・キンシバイ(金糸梅)とのことであった。  肝心のキレンゲショウマはまだ固い蕾のままだった。    良かった。まだ間に合っている。二週間ほどしたらまた来…

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ササユリ

 ささゆりの 初々しさに 足止まり  譬えれば まだあげそめし ささゆりや  ささゆりも 頬に紅差し お年頃  三年前にはこのように元気な姿を見せてくれていた我が狩場のササユリ。  箱根山や関東ではまだ見頃の所もあるようだが、ここ静岡では紫陽花の季節は既に終わろうとしていた。その紫陽花にすっかり気を取られて、大事な花のことを忘れていた。  去年、一昨年と、一株も見つけることができず、遂に絶滅したのかと半ばあきらめていたが、妙に気になって出かけてみることにした。(狩場であるからして場所の詳細は秘密である。ヽ (´ー`)┌ )  車を降りて、1~2キロ林道を歩く。三年前には林道の山側に難なくみとめることができたササユリ・・・今や一本もない。  やはり絶滅してしまったのかと一気に足取りが重くなる。  「まあ仕方ない。去年も一昨年も見つけることが出来なかったのだ。もうこの地のササユリは絶滅したのだろう。きょうは散歩でいいや。」と心の中で呟き、自分で自分を慰めながら更に1~2キロ林道を進む。  そろそろ引き返そうかと思ったその時、前方で白いものが風に揺れていた。もしや・・・と思いながら足を速める。  「おお~、久しぶり。やっと逢えたな。」  時期的に遅かったため、既に萎れかかってはいたが紛れもなくササユリ。カメラに収めるには余りに忍びない姿であったが、「よくぞ無事でいてくれた!」と感慨も一入である。  一株あれば、他にもあるに違いな…

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初夏の長安寺

 ここは箱根北麓の長安寺。  「思いがけぬ・・・」と言った表現がぴったりのちょっと素敵なお寺が仙石原にある。  通りがかりのひと時、境内にて、五百羅漢さんと共に初夏の息吹を味わう。  “ギンパイソウ(銀盃草)”  “はなせんせによると、ヨメナ、ノコンギクの見分け方は冠毛の様子をルーペで観察するとわかるとのこと。ノコンギクの中央にある筒状花の周囲には冠毛が見えるが、ヨメナにはそれらしきものは見えない。観察する時の花はできるだけ咲きはじめの新しいものが良いと言われているとのこと。よって今となっては判定不能。現場に戻っても拙者では判定は無理かも。・・・とは言うものの、ミヤマヨメナは春~初夏に咲くのは確かなので、こちらの群生はミヤマヨメナなのでしょうとのこと。ヽ('ー`)ノ”    “シバアヤメ(ニワゼキショウ)”  “ムシトリナデシコ(虫取り撫子)”  (イワタバコ)

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初夏の富士山中腹散策

 2009年6月13日(土)  今夏密かに富士山頂を極めようと約束している友人と、そのイメージトレーニングも兼ねて、富士山中腹の散策に出かけた。香陵63期の同級生であるが、向こうは野球部、こちらはサッカー部。高校時代はグランド使用権をめぐって激しく反目しあった間柄である。いやいやいや、向こうはそんなこと少しも気にかけず、当然のごとくグランドを占領していた。あの頃サッカーはまだまだマイナーなスポーツ。いつもグランドの片隅で小さくなって練習していたが、「何故野球部ばかりがもてはやされるのだ?!」と憤りを感じていたものだ。それがどういう訳か今は馬が合い、よく一緒に出かける。3年ほど前には「ちょっと笑える話」で、私を同窓生の間で一躍人気者に仕立ててくれたご仁である。おかげで、同級生が私と会った時の挨拶は「おい、きょうは靴は大丈夫か?」である。  甲子園出場と言う見果てぬ夢を後輩たちに託すいまだ永遠の野球少年。こちらもジーコさんを遥かに超える最年長でのJリーグデビューを人知れず夢見ていた永遠のサッカー少年であったが、数年前、その「永遠」をあっさり返上し、山歩きに転向した。その、ツレの「永遠の野球少年」も、最近、頓に「山歩きにつれてけ」とせがむようになった。こちらもやはり「永遠の野球少年」返上の日が近づいたか?  天気予報は午前中曇り、午後には雨の可能性も高いと予想されていた。連れのKA君は雨男、流石に大したもんだ。しかしなんのなんの、拙者は無類の晴れ男。やがて拙者の力が勝り、彼が迎えに来てくれ…

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オトシブミ探し

 副題を「モテナイ中年男の恋文探し」としたい。と言うのは、当初、タイトルを「モテナイ中年男の恋文探し」としたところ、早速コメント欄にいかがわしい業者のいかがわしいリンクを貼り付けられ辟易。よって、これは副題とし、タイトルは「オトシブミ探し」と変更することにした。モテナイ中年男はいかがわしい業者の恰好のお得意さんになると思われたのだろう。うう~、(-_-)ゞ゛  不徳の致すところ。反省。(;-_-;)  知人が読んだら、「中年???いやいや立派なご老人ですよ」なんて言われそうだが、五十肩で苦しんでるんだから立派な中年だろうと反論したい。「えっ!何年遅れの?」・・・ドクターの言うには八十でも九十でも五十肩って言うんだそうな。  ところで五十は中年だろうか?・・・まあ、それは置いといて・・・ヽ( ´ー)ノ  ここ数年、個人的に私の夏を迎える儀式となっている恋文探しに出かけることにした。  昨年は一つも見つけられず、「ああ~俺はやっぱりモテナイんだな」と悲観したものであったが今年はどうだろうか?  愛鷹山の林道を登って行くと、程なく爽やかな新緑が迎えてくれる。  平安時代の男は、想いを寄せる女性に書いたラブレターを、わざとその女性の歩いている前に 落としておく、“落とし文”という優雅な風習を身につけていたそうな。しかし今や男女共同参画の時代、女性の方が私の歩いて行く前にオトシブミの一つや二つ落として行ってくれてもよさそうなものだが・・・などと、愚にもつかないことを去年も考え…

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2009 KANJI 花と南フランス・北フランス・ベニスの旅

           画家・渡辺莞爾の個展のご紹介をさせていただきます。                        オンフルールのバッサン(油彩)                        赤いバックのミモザ(パステル)                            マントンの港(油彩)                         10月の太陽(ベニス)(油彩)  お近くにおいでの際は是非立ち寄ってみてください。  ※渡辺莞爾作品ご希望の方は、“風”こと私めまでメールにてお申し付けください。莞爾氏に取り次ぎます。  メール送信先はここをクリックしてください。 ※関連記事ご紹介 渡辺莞爾展2008ご案内   癒しの画家・渡辺莞爾の個展

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Spring Ephemeralとの出会い

 春と言うよりも初夏と言った方が良いかもしれない5月2日、「春先のはかない命」との素敵な出会いがあった。  休日は高速道路は利用しない主義なので、ここ四半世紀の間に何十回となく訪れた近場の森を散策していた。「ここらでお昼にしようか」と、いつも腰を下ろす場所に眼をやった。するとそこは直射日光が当たっていたので、どこか日蔭はないかと辺りを探した。わずか2~3メートル離れたところに頃合の場所があった。そこを陣取って腰を下ろす。  保冷バッグで持参した冷たいタオルで顔を拭い、やはり保冷バッグで持参した冷たいペットボトルの水を飲んだ。これが実に幸せなひと時である。山歩きでかいた汗を冷たいタオルで拭き取り、冷たい水を飲む。これほど気持ちが良くて美味いものはない。人心地ついておにぎりを頬張ると、目の前に白い可愛い花が咲き乱れていることに気がついた。  ん?ん?・・・これはもしや・・・ニリンソウではないか?  植物に全く興味の無かった数年前までの私なら決して気がつかなかっただろう。現実に四半世紀もの間、気がつかなかったのである。  数年前に、ヘブンリーブルーの写真をネットで目にして、いたく感激し、自分でも撮ってみたいと実際にヘブンを育てデジカメを始めた。その後、散歩には必ずデジカメを持ち歩くようになり、それまで見えなかったものが見えるようになってきた。  イチリンソウやニリンソウのことは話には聞いていたが、実際に目にしたことはない。故に全然分からない。しかも、命名の由来ともなっている一…

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金冠山

 二酸化炭素排出削減に世界中が躍起となっているにもかかわらず、「休日は何処まで行っても高速道路料金千円」などと能天気な施策に国を挙げて浮かれ、日本中のあちこちで渋滞を作り出し、二酸化炭素排出増大にいそしむ天の邪鬼国家・日本。そんな情けない笛をいくら麻生君が釈迦力になって吹こうが、「決しては踊りはせんぞ!」と、休日の高速道路利用を自ら封じた我輩はいかに休日を過ごしたらよいのだろうか???(笑  積雪のため閉鎖される富士登山口へのアクセス道路は例年ゴールデンウィーク直前に解放される。よって、ゴールデンウィークの初日は何時もなら太郎坊へ出かけるのだが、寄る年波には勝てず、「富士山の中腹は寒いだろうな」と言う不安が胸をよぎり腰が浮かない。  天気は上々。「この天気なら富士山は歩くよりも眺めた方がよい。」と、自分を納得させるための言い訳をさっさと考え、富士山中腹の散策からは即、撤退。てっとり早く富士を眺めるならばと、以前から気になっていた金冠山を頭に浮かべる。  ルートは修善寺からがよさそうだが、一応ゴールデンウィーク。人気コースより不人気コースが良かろうと沼津の“市民の森”からのルートを選んだ。しかし、これは将に杞憂。ゴールデンウィークの金冠山ハイキングなんて貧乏ったらしい遊びをするのは吾輩一人であった。みんな麻生節に乗っかって高速道路かな?してやったり、またも山頂を独り占めだ。  沼津の“市民の森”の駐車場に車を止め、キャンプ場の管理棟脇から登り始める。なるほど不人気な訳だ。樹種も檜…

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