アヤメ平を行く

 あの清涼な風に身をおきたい。  昨年の「地上の楽園・尾瀬アヤメ平を行く」 に続き、2014年8月20日、再びのアヤメ平行となった。  昨年は、鳩待峠から横田代に登り、アヤメ平を闊歩し、富士見田代から竜宮へ降りたので、今年はその逆コースを試みた。  谷から吹き上げ尾根を渡る風は、昨年と変わらず清涼であった。ブログでは、あの風の清々しさをお届けできないのが残念だ。  キンコウカ  ミヤマトウバナ    オヤマリンドウ    イワショウブ  オトギリソウ    モウセンゴケの可憐な花    アキノキリンソウ    サワギキョウ    ハリブキ  楽園には早くも秋が忍び寄っていた。  素晴らしい!またいつか来たいものだ。  パソコンユーザーの方は、下のサムネイル画像をクリックし、BGM付きスライドショーのデジブックアルバムで、もう一度ご覧下さい。クリックしたら数秒お待ちください。新しいページが開かれたら、画像内下部右端のデスクトップのマークをクリックし、フルスクリーンモードで覧下さい。           

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沼山峠~尾瀬沼北岸散策

 8月19日早朝、福島県桧枝岐から沼山峠を越え、尾瀬沼の北岸をそぞろ歩いて、見晴に投宿。  山は既に秋の気配。花後の植物の様を愛でながら逝く夏を惜しむ。  ゴゼンタチバナ  マイヅルソウ  オゼミズギク    ヒメシャクナゲ  オゼミズギクとイワショウブ  オヤマリンドウ    ツリガネニンジン  日本の自然保護の象徴と言われる平野長蔵さんの墓参り。  シラタマノキ  ヤナギラン  アキノキリンソウ    サワギキョウ  ノリウツギ  キンコウカ  イワショウブ  ハリブキ  トリカブト  サンカヨウ  タケシマラン    ミソガワソウ    オタカラコウ    葉っぱの形状からして、多分、ママコノシリヌグイではなくミゾソバ  ミズキ  パソコンユーザーの方は、下のサムネイル画像をクリックし、BGM付きスライドショーのデジブックアルバムで、もう一度ご覧下さい。クリックしたら数秒お待ちください。新しいページが開かれたら、画像内下部右端のデスクトップのマークをクリックし、フルスクリーンモードで覧下さい。           

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湿原の花たち

 見晴より尾瀬ヶ原を縦断し鳩待峠まで歩いた。  「何れ菖蒲か杜若」と言うが、私はやはり杜若の方が美しいように思う。広大な尾瀬ヶ原の福島県側ではヒオウギアヤメが盛りだったが群馬県側ではカキツバタが盛りだった。それら以外にも魅力的な花が一杯で、またまたバスに乗り遅れそうだった。(笑)  コバイケイソウ    ツマトリソウ    ハクサンチドリ    ヤナギトラノオ    ヒオウギアヤメ  ヒオウギアヤメとレンゲツツジ    何だろう?と思ったが“はなせんせ”によるとミズチドリではないか?とのこと。  ニッコウキスゲ  トキソウ  サワラン  ギョウジャニンニク    ミズチドリ    オオウバユリの蕾らしいが果たしてどうだろう?    ナツトウダイ    オゼヌマタイゲキ  ヒオウギアヤメ    オオカメノキ  ギンリョウソウ  リュウキンカ  ハナニガナとシロバナハナニガナのコラボレーション    シロバナハナニガナ    “はなせんせ”によるとフデリンドウかハルリンドウの花後らしい。  ヤマドリゼンマイ    ミツガシワ    カラマツソウ    ノビネチドリ    イワカガミ    タテヤマリンドウ    アカモノ    チングル…

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大清水から尾瀬に入る

 今回はいつもと趣向を変えて大清水からの尾瀬入りとなった。  7月2日夜半、バスにて池袋を経ち、3日の未明に大清水に着いた。バスの中で明るくなるのを待ち、早い朝食を済ませて出発。三平峠~尾瀬沼を経由して見晴を目指す。  新緑の遊歩道に入って、最初に出迎えてくれた花はタニウツギだった。続いてマタタビ・・・。  タニウツギ  マタタビ  マタタビの葉  ノビネチドリ  ウラジロヨウラク  マイヅルソウ  ゴゼンタチバナ  オオカメノキかな???(笑)←分からない時は、笑って誤魔化すに限る。  スミレサイシンかな???  ズダヤクシュ  ツボスミレ  ニリンソウ    ミゾホウズキ    ハクサンチドリ  リュウキンカ  ワタスゲ  イワカガミ  レンゲツツジ  タテヤマリンドウ  ツマトリソウ    コバイケイソウ    ミズバショウ  コミヤマカタバミ  ムラサキヤシオ  アカモノ(イワハゼ)  チングルマ  チングルマの果穂  ヒメシャクナゲ  モウセンゴケ  ナガバノモウセンゴケ  ミツバオウレン  オオバタチツボスミレ  ミツガシワ  サンカヨウの実  ヤマトユキザサと思われる。  ツクバネソウ    ギンリョウソウ    ヒロハコンロン…

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尾瀬・三条ノ滝散策

 尾瀬ヶ原における晴天の前兆である朝靄が消え、湿原が目の前に広がる。  朝露に濡れた草花を尻目に三条ノ滝を目指す。    チョウジギク  イワショウブ  トモエシオガマ  ネジバナ  平滑ノ滝  ホツツジ  カメバヒキオコシ  三条ノ滝  ゴゼンタチバナ  再び尾瀬ヶ原に戻る。  アカバナゲンノショウコ  サワギキョウ  ミヤマシシウド  オオカメノキ  ゲンノショウコ  キンミズヒキ  オゼコウホネ  ヒツジグサ  ナツトウダイ  尾瀬では、ヒツジグサの可愛さは格別である。尾瀬のアイドルと言ったところ。  ワレモコウ  ソバナ  タケシマラン  燧ケ岳・・・来年はあの山に登るぞ!  BGM付き大画面のスライドショー(デジブック)で、もう一度パソコンでご覧下さい。  下のサムネイル画像をクリックし数秒お待ちください。重いサイトなのでダウンロードに時間がかかります。  新しいページが開かれたら、画面下部右端のデスクトップのマークをクリックし、フルスクリーンモードでご覧下さい。           

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地上の楽園・尾瀬アヤメ平を行く

 嘗て、「地上の楽園」と讃えられた「尾瀬・アヤメ平」  NHKで放送された唱歌・夏の思い出(夏が来れば思い出す~遥かな尾瀬、野の小道・・・)がきっかとなり、当時の若者たちが押し寄せ、彼らの踊るフォークダンスで楽園は踏みにじられ、自然破壊の象徴と言われるまでに荒廃を極めたらしい。  百年かけて復活を計ると誓った人たちのおかげで、大分回復したと言う噂を聞き、2013年8月17日に尋ねてみた。  昔の名にふさわしい爽快な場所であった。将に地上の楽園復活だ!  ところで気になることが一つできた。この日の早朝、鳩待峠に着いた。8月の土曜日と言うのに閑散としている。こんなに空いている尾瀬を見るのは初めてだ。  「みんな富士山に行っちゃったんだろう。」と誰かが冗談を言った。・・・いや、冗談ではない。また、マスコミに煽られて、富士山にどっと人が押し寄せているのだろうか?  アヤメ平の荒廃も、マスコミに煽られた人たちがどっと押し寄せたことが原因だった。  今、世界文化遺産とやらで、やたらとマスコミが煽る。静岡県と山梨県の関係者たちは経済効果のことしか考えておらず、富士山の環境保全のことなど考えては居ない。富士山の行く末が心配だ。何年後かに、日本の環境破壊の象徴と称せられることになりはしないか?  鳩待峠から、鬱蒼とした森の中を歩いて、横田代を目指す。  森の中では、様々な妖精たちが迎えてくれた。  ギンリョウソウ  鬼太郎の親父、二匹見っけ!(笑  ハリブキ …

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雨の尾瀬沼を歩く

 未明から間断なく降り続く雨の中、見晴から沼山峠まで、尾瀬沼を横目、尻目にひたすらに歩く。  これもまたシックな尾瀬だ。(笑  ゴゼンタチバナ  オゼイトキンポウゲと思われる。  シラタマノキ  マイヅルソウ    オオカメノキ    ※もう一度、フルスクリーンモードのスライドショーをお楽しみください。下のサムネイル画像をクリックし、    開かれたウィンドウの下部右端のデスクトップのマークをクリックしてご覧下さい           

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尾瀬ヶ原の草紅葉

 草紅葉と言うにはちょっと早かったが、9月22日(土)、シックな尾瀬ヶ原を堪能。  それでも、群馬県側から、福島県側に向かって歩いてゆくと、草の色が徐々に濃くなって行くことに気付く。  秋は、冬は、着実に近づいているのだな。そして、尾瀬の広大さに驚嘆!        ツタウルシと思われる。        サラシナショウマ  エゾリンドウ  ヒツジグサ  ワレモコウ  ヤチヤナギ  ヤマドリゼンマイかな?  ヤマウルシと思われる。  マユミ  アカバナと思われる。  イワイチョウ  ミヤマアキノキリンソウ  オゼトリカブトかな?   ヤマドリゼンマイと思われる。  お~お~!ウメバチソウまだ待っていてくれたか?(笑        ※もう一度、フルスクリーンモードのスライドショーをお楽しみください。下のサムネイル画像        をクリック。開かれたウィンドウの下部右端のデスクトップのマークをクリックしてご覧下さい           

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8月の尾瀬ヶ原を歩く

 8月19日、前日の至仏登山の心地よい疲労感を抱きながら、尾瀬の木道を散策。  いつ来ても素晴らしい景色だ。孫に見せてあげたいが、いつまでこの美しい景色をとどめていてくれるであろうか?しかし、その前に原発だ!あれを無くさないことには日本の未来はない!  ところどころに初秋の気配が感じられる。来月は草紅葉を見に来る予定。  一見、ママコノシリヌグイかと思ったが、葉っぱの形状、そして棘のないことからミゾソバと思われる。    ヒメシロネ クガイソウ  オオマルバノホロシ  ズミ  ナガバノモウセンゴケ  ミヤマアキノキリンソウ  ヨッピ川  逆さ燧ケ岳  サワギキョウ  オゼトリカブト  オトギリソウ  イワショウブ  ワレモコウ  コバギボウシかな???  おお~!これはお珍しい。初めてだな、白花のギボウシ  残念ながらちと遠い。しかし紛れもなくオゼコウホネだ。  ヒツジグサ  これも珍しい!アカバナゲンノショウコだそうな・・・。  ゲンノショウコ  キンミズヒキ  トモエソウ  ツルニンジン  ソバナ  ヤマクルマバナ …

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8月の至仏山

 2012年8月18日、尾瀬・至仏山に登る。  一昨年は7月に尾瀬ヶ原の山の鼻から登り鳩待峠に下りた。  今回は鳩待峠から山頂をピストンで往復し、尾瀬ヶ原の山小屋に向かう計画。  余程心がけが良いのだろう。「曇り時々雨」と言う気象庁の予報を覆し、早朝から青空も見える絶好のハイキング日和。夜半に降った雨のおかげで空気も澄み渡っている。  山はもう初秋の気配だ。  ハリブキ  オオバタケシマラン  オヤマリンドウ  ヒロハユキザサ  マイヅルソウ  イワイチョウ  ハナニガナ  タテヤマリンドウ  ウメバチソウ  イワオトギリ  ミネウスユキソウ  イブキジャコウソウ  タカネナデシコ  ホソバツメクサ  マルバモウセンゴケの花      マルバモウセンゴケ  下山途中、突然霧に包まれる。  遠くで雷鳴が聞こえる。徐々にこちらに近づいてくる。こうなったら長居は無用だ。急ぎ下山しよう。  クワバラ、クワバラ・・・    ※もう一度、大画面のスライドショーでお楽しみください。↓下のサムネイル画像をクリックしたら、新しく開    かれたウィンドウの画面下右端のデスクトップのマークをクリックして、フルスクリーンモードでご覧下さい。    …

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三条ノ滝&尾瀬ヶ原散策

 8月20日、この最終日も雨。  チャーターしたマイクロバスが午後2時に鳩待峠で待っていることになっている。  午前6時半、尾瀬小屋を出発し尾瀬ヶ原をゆっくり歩いて午後2時までに鳩待峠へ出る組と、三条ノ滝を見て途中、山の鼻で昼食をとって午後2時までに鳩待峠に出る組と二手に分かれた。  私は三条ノ滝を経由する組を選んだが、雨の中、急斜面をアップダウンしながらのコースで午後2時までに鳩待峠に出るスケジュールは我が老骨にはかなりきつかった。まるでタイムトライアルをしているような速足で歩き、花を愛でる暇もなかった。岩場で転んで怪我をしないで帰れたことに今ホッとしている。(笑  早朝の尾瀬の風景である。実に清々しい。  チョウジギク  巨大なサルノコシカケ  平滑ノ滝  雨に濡れたソバナが実に印象的だ。  第一目標の三条ノ滝  ジャコウソウ  難関の三条ノ滝を往復し、尾瀬ヶ原に出たが、先頭を行く尾瀬奉行は足を緩めようとしない。  「オイオイ、せめて写真ぐらい撮らせてくれ~」と言っても願は届かず、ちょっとでも足を止めればぶっちぎられる。まあ、ぶっちぎられても迷うことはないのだが、バスの来る時刻までに鳩待ち峠に辿り着かねば皆に迷惑をかけることになるので、景色なんぞは夢の内で、新人のつもりで頑張って歩いた。それにしてもセワシナイ散策だ。  タムラソウ  オゼミズギク  サワギキョウ…

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尾瀬沼から尾瀬ヶ原へ

 真っ暗闇の中、戦車部隊が進攻するような轟音に起こされる。  何だろう?寝ぼけた脳味噌で考える。・・・そうか、雨か・・・叩きつけるようなもの凄い雨音。  8月19日、暦の上では初秋だが、気温はまだ夏と言って良い時期なのに、かなり寒い。トイレに立って時計を見ると午前3時だった。  チキンハートの上に寒がりと来ているから、豪雨と気温の低下にすっかり気持が萎える。  起床時刻は5時・・・さて、もう一寝入り。  「燧ケ岳?・・・う~ん、次の機会でいいや・・・」  ようよう白くなりゆく窓際を眺めながらまだ覚めきらぬ頭で考えている。  5時になり、皆起きたところで、「燧は取り止めだな。」尾瀬奉行の鶴の一声でその日の予定が決まった。(我々の香陵尾瀬同好会のリーダーは自ら「尾瀬奉行」を名乗っている。)  燧ケ岳が中止となり、残念とホッとする気持ちが半々の状態で朝食をとっている間に雨は小降りとなり、やがて、降ったり止んだりの状態になった。しかし、一度中止と決まったこと、復活はない。  チャーターバスで御池まで行き、シャトルバスに乗り換え沼山峠に入り、愈々雨中行軍が始まった。  雨に濡れた草花が美しい。  ピンクはヨツバヒヨドリ、黄色はマルバダケブキ  アカモノ別名イワハゼ  シラタマノキ別名シロモノ  ゴゼンタチバナ  ヤマハハコ  ワレモコウ  イワショウブが赤くなったものと思われる。  オヤマリン…

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6月の尾瀬を歩く

 去年から決まっていた尾瀬山行。福島であんなことが起こってしまったが、いつまでも下を向いていても仕方ない。今更、取りやめたりはしない。  それにしても尾瀬の行く末が心配だ。  群馬、栃木、新潟、福島の四県にまたがる広大な湿原。その内の半分ほどを東電が所有しているとのことで、我々から電気代として徴収した金の内から毎年2億円を投入して尾瀬の湿原の保護に充てていたとのこと。尾瀬の保護のためなら、高い電機代も喜んで払おうが、原発のお守りの費用を否応なく負担させられるのは実に腹立たしい。が、これもごまめの歯ぎしり。世界基準から見るとただでさえ高かった電気代が今後は、更に高くなるだろうがどうにもできない。原発やってくれなんて頼んでもいない庶民にとっては謂われ無き搾取だ。・・・そんなことより尾瀬の行く末が心配だ。  まだ残雪を抱く至仏山を、樹間に垣間見ながら、鳩待峠から尾瀬ヶ原目指して遊歩道を下る。  去年の7月に登った至仏山は高山植物の宝庫で、それは華やかなものだった。行く先々途切れることのなく花々に迎えられて登った至仏山を思い出しながら山道を下る。  程なく、この時期の尾瀬の主役・ミズバショウが迎えてくれる。  まるで地面から白い炎が燃えているように一面に咲くミズバショウは見事という他ない。  広大な尾瀬ヶ原・・・後世に残したい自然、ナンバー1だろう。  鳩待峠から山ノ鼻を過ぎて、尾瀬ヶ原の中間地点位まではもの凄い人出であった。が、それでも例年の三…

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尾瀬の思い出

 果穂について・・・  妖しげな上の2枚の写真は、朝靄煙る中、全身にダイヤモンドを散りばめ、狂おしいまでに存在感を示す高山植物・チングルマの果穂と言うものなそうな。「カホ」と読むのかと思ったら、な、何と!「カスイ」と読むそうな。(=^_^;=)  下の写真は、そのチングルマの花である。  春は花、夏は果穂、秋には紅葉とそれぞれの季節を楽しむことができると言う触れ込みの植物。  7月19日、尾瀬ヶ原ではこのチングルマの果穂を見ることができた。そして、その尾瀬ヶ原の南西に、燧ケ岳と対峙する至仏山に登ると、下の方では果穂、頂上付近では花が見られた。1日で2シーズンを楽しめる垂直分布に感激。  また、至仏山の天涯にハクサンイチゲと競い合うように咲き乱れるチングルマは見事ではあった。が、しかし、私の個人的な好みでは、花よりこの果穂に魅力を感じる。  花よりも果穂の方が情念のようなものを感じ取ることができ、想像力を逞しくしてくれる。  いつまでも美しくありたいと願う女性の執着心と言うか、情念と言うか、未練とも言うべき心根にも似たこの花の佇まいがいじらしい。  ついでに、カスイでなくカホと読むのならもっと気に入ったのに。 「チングルマの種子は、花穂と書くか?果穂と書くか?」に続く

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至仏山の風景

 7月19日午前6時30分、至仏山の登り口に立った。  同窓生11人でツアーを組んだのだが、寄る年波・・・ここで、山登りは嫌だと言う尾瀬ヶ原散策組と至仏登山組の二手に分かれた。至仏登山組は4人。尾瀬ヶ原散策組の7人とは鳩待峠で落ち合い、一緒にお昼を食べようと言う手はず。  登り口に立つ案内の看板には、至仏山頂~尾瀬ヶ原間は登りのみ利用するようにとの注意書きがあった。つまり一方通行。下りは事故が多いから禁止になったことを物語っている。侮れないコースだ。登り始めたら引き返す訳には行かない。安易な気持ちで登れる山ではない。とは言うものの、足に全く自信がない訳ではなく、昼には充分に間に合うだろうと軽い気持ちで出発した。尾瀬ヶ原散策組より早く、昼前には鳩待峠に着いて、岩魚の塩焼きを肴に冷たいビールで喉を潤し、ゆっくり尾瀬散策組の到着を待つとしよう。  登り始めて程なく、尾瀬ヶ原とその向こうの燧ケ岳を見渡せるようになる。  至仏山は尾瀬ヶ原も周囲の山並みも一望できるなかなかの絶景ポイントであった。  山の天気は変わりやすい。出発する時は殆ど快晴であったが見る見る雲が出て来た。    いってん俄にかき曇り・・・と入力し、果て?「いってん」はどんな字だったかな?一天か?一転か?はたまた一点かあ~?と検索してみると、これが分からない。誰もが苦労しているようで、自信を持って正解を解説しているサイトは見当たらず、みんな平仮名書きだ。  まあいい。今さら試験を受ける訳で…

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至仏山の花たち

 さて、今回は愈々、難問の至仏山の花たちの写真に取り組む。  至仏山は高山植物の宝庫と言われているだけあって、沢山の花たちに出会った。しかし、かなり急峻な登山道に手こずり、私のような山の新人にとっては、♪景色なんぞは夢のうち♪勿論、花を愛ずる余裕はなく・・・従って、撮りそびれた花も多いし、また、折角撮っても、笑う膝とそれに連動する両腕が持つカメラは常にブルブルと震え続けて、見るに堪えない出来上がりの写真も多かった。結果、写した写真は四百数十枚に上ったが、勿論、ブログにそんなにアップできる訳もなく、先ずは、手当たり次第に削除することから始めねばならない。 これがまた、我が子を切り捨てるようで忍びない作業である。(爆  それでもなんとか百枚程度に絞り込んだが、私のように記憶力の褪せたいい歳の人間にとっては尚も膨大な枚数で、サムネイル画像をパソコンのディスプレイにいっぱい広げてみても考えはまとまらない。どんな構成にするか手がかりもないまま、「ええいっ!儘よ!!」と先ずは自分の一番好きな花をアップしてみることにした。  タテヤマリンドウである。  小さくて見落としがちな花であるが、可憐にして且つ凛として立つその姿は美しい。  膝笑い両手ブルブルのいい歳のおっさん、こんな写真が撮れるなんて、まだまだ若いもんには負けんぞ!この調子で今年もまた富士登山に挑戦だ。(笑  下は同じくタテヤマリンドウだと思うが、随分と色白である。まあ、色白のタテヤマリンドウと言うことでどうだろうか…

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尾瀬の風景

 7月18日午後の尾瀬ヶ原の風景である。  夏だから水芭蕉の花はないが、代わりに水辺に咲くヒオウギアヤメが美しい。  やはり「ゆれゆれる浮き島」が尾瀬の典型的な風景であろうか。  モウセンゴケがもっと赤くなるにはもう少し時間を要するであろうか。  刻々と変わる山の天気。その移り行く変化を逐一水面がとらえる。  湿原の一面に広がるワタスゲとニッコウキスゲも、また尾瀬の典型的な顔の一つであろう。  至仏山・・・よし!明日はあの山に登るぞ!!  「至仏山の花たち」に続く

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尾瀬河骨を探せ・・・

 7月18日未の刻、鳩待峠より尾瀬ヶ原に入る。  尾瀬と言えば、ミズバショウ或いはニッコウキスゲを思い浮かべる人が多いだろうが、私は断然ヒツジグサファンである。  水に浮かんで夢見るように空を見上げている姿は何ともいえずあどけなく、実に癒される絵である。  ヒツジグサと言えば、そのライバル的存在はオゼコウホネ。  今回の旅の目的は、このオゼコウホネを見ること。昨年の尾瀬山行では一つも見ることができなかったので、今年こそはと思っていたが、やはりどの水溜りにもオゼコウホネは見当たらない。  この時期、群生するニッコウキスゲも見てみたいが、鳩待峠到着が昼過ぎで、宿泊施設が山の花では如何せん時間がない。昨年は見晴から東電小屋~ヨッピ橋経由で竜宮へ出る途中で、花期を過ぎ実となったニッコウキスゲの群落を見ている、そこへ行けば群生するニッコクキスゲを見ることはできるだろうが、17:00からの夕飯に遅れては大変である。翌日は早朝から至仏山に登ることになっているので、今回もニッコウキスゲの群生する風景はお預けだ。  代わりに、ヒオウギアヤメを堪能しよう。  水辺に咲くアヤメはやはりシックだ。  上はミズチドリと思われるが、純白の小さな花の房が美しい。  トキソウは薄いピンクのお嬢さん。小さくて愛くるしい花である。    夏の尾瀬 図鑑片手に 屈みけり  そのトキソウをライバル視するかのように直ぐ近くに咲く濃いピンクの花はサワラ…

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尾瀬の曙

 山小屋の窓から外を眺めれば、朝靄の中に尾瀬の湿原が見え隠れしている。  朝食は6時・・・時間はまだ充分にある。朝食後は至仏山を登って鳩待峠に出て帰宅するので、尾瀬ヶ原と名残を惜しむには今しかない。  7月19日早朝(4:30頃)、朝靄の立ち籠める尾瀬ヶ原を歩く。  「やうやう白くなりゆく山際、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」と、清少納言の枕草子の一説を口ずさみたくなるような幻想的な雰囲気の中で湿原は目覚めようとしていた。 湿原一帯に広がるワタスゲたちが朝露を吸って風にたなびく。 白髪を振り乱してヤマンバが飛び出してきたようだ。(笑  可憐なトキソウが瑞々しく自己主張している。  花期を終えたチングルマが朝靄の中でよみがえる。煌めくダイヤモンドを体中に散りばめ湿原の淑女として復活だ。  こんな幻想的な雰囲気の中では蜘蛛さえも、いっぱしの芸術家だ。魔法のオブジェを仕上げていた。  憐れキンコウカは湿原の魔法使い・蜘蛛の囚われの身となった。  魔法使いがいれば妖精も居る。続いての登場は、湿原の妖精・ギンリョウソウ。  やや、こいつは変な奴。やはりギンリョウソウだろうか、それとも、鬼太郎さんのお父上か?  お口直しに清楚な花を一輪。  最後まで名前が分からなかったが、“はなせんせ”のご教授により、オニシモツケと同定。      尾…

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尾瀬一人占め

 「あこがれの尾瀬ヶ原を歩く 」の続きで恐縮だが・・・  2009年8月9日  尾瀬小屋の窓の外がようよう白くなりゆく頃目覚めた。  前夜の天気予報では今朝は雨。天気予報を信じて早朝の散歩を諦めた仲間たちはまだ深い眠りの中にあった。予報に反して雨の音は聞こえない。時計を見ると4時を少し回ったところ。そっと床から抜け出し簡単に身支度を済ませて外に出た。  玄関の外に出ると、数人の一隊が準備を整えまさに出発するところであった。彼らは宿のスタッフらしい男に「どうもお世話になりました。」と挨拶を残して歩きだした。宿のスタッフらしき男は「どうもありがとうございました。お気をつけて。」と見送った。燧ケ岳に登るのであろうか?尾瀬沼方面に向かって歩き出した。それを確認し私は彼らと反対方向の尾瀬ヶ原へ向かった。  尾瀬ヶ原を一望できるところまで来ると、朝もやが山際に立ち込め、紫色の大気の中に浮かび上がって、神秘的な雰囲気を醸し出していた。  シメタ!誰もいない!!広い尾瀬ヶ原を一人占めだ。  少し歩いて振り向くと山の上の雲を朝日が赤く染めていた。・・・きょうも天気に恵まれると良いのだが・・・。  一時間程散歩して宿に戻った。  6時からの朝食を済ませたらきょうも尾瀬ヶ原の散策である。さて、きょうはどんな花たちとの出会いがあるだろうか?  きょうのコースは東電小屋経由で、尾瀬ヶ原の外周を回っての散策である。  前日も出遭っているがイワショウブ・・・なか…

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あこがれの尾瀬ヶ原を歩く

 2009年8月8日、ついにあこがれの尾瀬ヶ原に立つことができた。  ♪夏が来れば思い出す  遥かな尾瀬 遠い空  霧の中に浮かびくる  やさしい影 野の小道  水芭蕉の花が咲いている  夢見て咲いている  水のほとり  しゃくなげ色にたそがれる  はるかな尾瀬 遠い空♪  季節がら水芭蕉の花はないが、それ以外は全て歌の通りだ。いや、その広大さは想像以上で、打ちのめされるほどに圧倒された。  なるほど、これが♪花の中に そよそよと ゆれゆれる 浮き島♪と言うものか・・・水のほとりでは、今は、水芭蕉の花に代わって、ミニ睡蓮のヒツジグサが白昼夢を見るようにぽっかりと浮かんでいる。  百花繚乱とは行かぬが、やがて訪れるであろう草紅葉に先駆け、ナガバノモウセンゴケが湿地の一角を朱に染め、それに負けじと、木道の両側にはサワギキョウ、キンコウカ、写真にはないがミズギボシ、ソバナ等が競い合って咲いていた。  私の植物の知識では判別は難しいが上はイワショウブであろうか?下はワレモコウであろうか?その下はドクゼリと思われる。  上はコオニユリと思われる。  下は・・・盛りを過ぎてしまったようだがクガイソウ。  クガイソウを見て、今回の尾瀬行への参加を断腸の思いで取りやめた、今年、齢八十を数える高校時代の恩師が、ちょ…

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